#24 ページ29
あれからチャニョルからの連絡はない。
なにも。
あれからまだ1か月しか経ってないけど、
チャニョルとのことはもう遠い昔のように感じる。
これでよかったんだ。
颯「A」
「ん？」
こうして私の隣には恋人の颯太がいて。
颯「すき」
「私もだよ〜」
よかった。
ちゃんと私も颯太のこと恋人として好きになれてる。
これが正解だったんだ。
しあわせ、
しあわせ･･･
だよね？
＿＿＿3か月後
今日も私の部屋に来て、
ゴロゴロしながらゲームをする颯太。
前は出てけ〜とか言ってたのに、
懐かしいな。
♪〜
私のスマホの着信音だ。
颯「誰？」
「誰だろ」
画面を見ると非通知の文字。
最近応募したバイト先からの電話かな。
「はい、もしもし」
？「Aちゃん？」
「え」
？「･･･元気？」
「･･･チャニョル？」
颯太が振り向く。
颯「チャニョルって、お前が好きだった韓国の、？」
「･･･」
颯「貸して」
「えっ･･･」
私の携帯はあっけなく颯太に奪われる。
颯「もしもし俺、Aの彼氏です」
颯「もうAに関わるなって言いましたよね？」
え、なに
どういうこと
頭がついていかない。
チャニョルと何を話してるの？
颯「あなたにはYUNAさんがいるじゃないですか」
颯「自分のファンに手を出してるなんてね」
「ちょ、颯太、どういうK」
颯「Aは黙ってて」
「ｯ･･･」
颯「あなたにAは幸せにできません」
颯「もう連絡してこないでください」
通話終了ボタンを押されて投げ返される携帯。
「颯太、どういうことなの？説明して」
颯「･･･ごめん」
「なんで謝んの」
颯「ごめん、」
「なんで謝ってるのか説明してくれないとわかんない」
颯「実は俺、チャニョルさんに会ったんだ」
「ｯ･･･いつ」
話の内容から推測はしていたけど、
颯「熱愛報道出てからすぐ」
「･･･どこで」
颯「お前んちの前」
「え･･･」
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作者名：ぐでくま | 作成日時：2018年1月3日 16時
