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横子side
今日は一学期期末テスト最終日。
帰りの連絡も特になかったから、早く終わったので、早く生徒会室に着いてしまった。
もちろん、同じクラスのすば子も一緒だ。
村子は今日日直だって。
というわけで今日は村子は遅刻。
すば子｢よここぉ……｣
『なぁにすば子』
すば子｢ぎゅうってして……｣
『いいけど、急にどうしたん？』
すば子｢……んん、最近あんまり泊まりに行けないから……｣
ソファの上で私の膝に乗るすば子を抱きしめる。
『まぁ、テスト期間だったし仕方ないね』
すば子｢もう、終わったわよ。｣
『ふ、じゃあ今日家泊まりに来る？』
すば子｢行く……｣
『決まりね。』
しばらく2人で抱きしめ合っていた。
すば子といると、安心する。
良い友を持ったと、いつも思う。
ちゅ、とすば子にキスされる。
触れるだけの、優しいキス。
『ちょ、誰か来るかも……』
すば子｢ええやん、来ても。｣
『っ、良くない良くない！……帰ったらできるやろ。』
あー、絶対今顔赤いわ。
なんてこと言うんだ、
なんてこと言わせるんだこの子。
外から村子の声が聞こえた。
声デカ……
と思ったらすぐ、戸が開いた。
すば子は膝に乗ったままだ。
おーっす、と入ってくる村子。
後ろには安子もいる。
珍しい組み合わせね。
……まぁ二人とも誰とでも仲良くなれそうだもんね。
村子は私達をみて一瞬ピタッと止まった。
が、すぐいつもの調子に戻り、
村子｢ま〜たくっ付いとる、全く、磁石かいなアンタら｣
安子｢…やっほ〜っ！早いねぇ二人とも｣
『ST早く終わったからね
……ってすば子いつまで乗ってんのよ』
すば子｢ん〜……｣
『もー、今日はやたらと甘えたさんね』
よしよし、とすば子の頭を撫でると
気持ち良さそうに目を細めた。
ふふ、猫みたい。
安子｢すば子ちゃんて、こんな人だっけ…？｣
村子｢まぁ3人の時はよくこんな感じだけど
安子もいるのに、って点では珍しいかもなぁ｣
『安子に気ぃ許してんとちゃう？
安子はほら、人と距離縮めるの上手いから』
安子｢そぉ？えへへっ｣
うっわ、可愛ええなぁ。
こんな妹、欲しいわ〜。
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作者名：ヒューガ | 作成日時：2020年8月26日 17時
