逆転プロポーズ！ ページ14
《体育館》
俄然やる気を失ったランドルフはトレイン先生がいない中誰を選べばいいか分からなくなってしまった。さっきカリムをフッちゃったけどカリムにしとけばよかった。大金持ちだし。と今更なことを考え出した。
続いてのチャレンジャーは、レオナ・キングスカラーだった。
『俺のところにくれば時間も金も自由に使わせてやるよ。』
この言葉にピカリと目を輝かせたランドルフ。金はそれなりにあるランドルフだが、時間を自由に使わせてくれるって言ったのでそれはサイコーだった。というかランドルフのギャルという役的にレオナを選ぶのがあっている気がする。オレサマだし。
『ヨロシク！ダーリン♡』
ランドルフとレオナはガッシリと握手を交わした。なんかの取引？
その様子を見た観客はワッと湧き上がる。
一方ガチ勢は歯を食いしばってレオナを睨み、大ブーイング。
｢なんでレオナくんなわけー！！？
絶対幸せにしてもらえないよ！！！！｣
｢クソ、俺が女装してなければ……！｣
｢レオナさん、ドヤ顔ムカつくっス！｣
｢死ね──────！！！｣
死ねは言い過ぎだと思うよフロイド。
そんな様子を見てレオナはランドルフの腰をグイ、と抱き寄せ、顔を近づける。
｢誓いのキスでもするか？｣
｢ヤ、それはさすがに…………ンッ！！？｣
レオナはランドルフに熱いキスを交わした──────ように観客は見えていた。
角度的に、そして手で少し隠しているから観客は全員勘違いした。
察したランドルフは魔法をこっそり使ってレオナの唇にランドルフの唇についていた口紅を少しつけた。
『クク、これからよろしくな、ハニー？』
『もー！こんな大勢の前で何すんのよ、ダーリン！』
嗚呼2人とも悪い顔をして、観客をおちょくっている。クルーウェルの顔は見ていられないほど酷かった。顔怖すぎ。
｢は？マジ許せないんだけど？？｣
｢これは流石に、毒殺……｣
｢ジャミルくん、それはちょっとヤバイっす。｣
ランドルフは綺麗な紫のシューズの踵を3回鳴らし、2人して消えた。
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バナナもどき(プロフ) - 初コメ失礼します！お話も絵柄も好っっっき過ぎて思わず五度見位しました！ランドルフ先生ガチ好み｡｡｡LOVE！です。 (9月17日 9時) (
レス) id: 163fc968cf (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - このシリーズ大好きです！！ランドルフ先生、推せる…… (8月18日 9時) (レス) @page25 id: ce382c9cb6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒューガ(プロフ) - 豆腐の角さん» ありがとうございます！女装の方のコメも読ませていただきました。とても楽しかったです！ありがとうございます。またリクエストありましたら、よろしくお願いします (6月6日 8時) (レス) id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒューガ(プロフ) - miiさん» ありがとうございます！今書いてる話が終わったらスカート次に書かせて頂きます。少々お待ちください！ (6月6日 8時) (レス) id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の角 - イラストリクに応えていただきありがとうございます!甥……甥?!(二度見)ってなりましたｗ幼少ランドルフ先生、ピンクの丸メガネなんですね…かわいい…。そしてラケルタ君めちゃかっこよくてビビりました!ラケルタ君とアレックス君のお話も楽しみにしております! (6月6日 0時) (レス) @page18 id: 73c66cdb1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒューガ | 作成日時：2023年5月19日 16時
