守りたい人がいる。 (ページ19)

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17話ページ19

ミリオside

「はぁ、はぁ、」

蠢く地下を必死に走った。他のヒーローや警察官達は、

この蠢く地下のせいで全然進めてない。このままじゃ治崎

が壊理ちゃんを連れて逃走してしまう。環達の覚悟を無駄

にしないためにも、俺がやるんだ。今度こそ、絶対に

壊理ちゃんを助けるんだ。そう強く思いながら、地下を

走り続けていると、前方に人影が見えた。

前方には、３人の人影と抱えられている女の子がいた。

治崎と、ペストマスクで顔が見えないが役割的に若頭補佐

クロノスタシスこと玄野針だろう。あと、

クロノに抱えられた壊理ちゃん、そして、袖が少し膨らん

だパフスリーブの大きめな黒いパーカーを深く被り、

下は短めのプリーツスカート、黒いタイツに黒いショート

ブーツを履いた全身黒づくめの女がいた。フードを深く

被っているせいで顔が見えないが、おそらくあの子が

ブラックドールだろう。

「はぁ、はぁ、はぁ、すみませんね。やっぱ少し話、

聞かせて貰ってもいいですか？」

「早いな。すぐ来られるような道じゃなかったハズだが」

「近道したんで。その子保護しに来ました。」

「事情がわかったらヒーロー面か、学生さん。」

「あの時、見て見ぬ振りをしていたよな？おまえに保護

されるなんてこの子は望んじゃいない。この子にとって

おまえはヒーローじゃない。」

「だから来た。」

「伝わらないな。わかりやすくいってやろう。死ぬって

ことだよ。」

急に平衡感覚がなくなり、その場によろけた。

「酔っ払っちゃたかｧ？足元がおぼつかねェエなｧｧアア、

俺もだよ。だから下は歩かない。俺に近づくなよ。」

こいつの個性か、資料にはなかった顔だ。壊理ちゃんが

すぐそこにいるのにこんな奴にやられてる場合じゃない。

それに今、そこにブラックドールがいるのに、あいつも

今後の平和のために捕まえなきゃいけない。今回の突入の

目的が両方そばにいるのに、

こんばんは。rinkaです。

ごめんなさい。文字数の関係で次の話に行かせて

もらいます。これからも、守りたい人がいる。を

どうぞ、宜しくお願いします。

ここから先、原作に沿うといった手前申し訳ないのですが

少し、原作変えます。平和主義なのでキャラが死ぬのは

嫌なんです。ネタバレかも？苦手な方は戻っててください。