守りたい人がいる。 (ページ16)

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14話ページ16

死穢八斎會組長の屋敷、突入日

緑谷side

いよいよだ、昨日ナイトアイ達プロヒーローから調査の

報告が来た。壊理ちゃんは、どうやら組長の屋敷にいるら

しい。今度こそ壊理ちゃんを絶対に保護する。

今度こそこの手で掴むんだ。

「緑谷、あんまり気張りすぎるなよ。ここにはたくさんの

警察やヒーローがいる。お前だけが気張る必要はない。

みんなの目的は同じ、壊理ちゃんの保護だ。」

「相ざ、イレイザーヘッドはい。ありがとうございます」

「ヒーローの皆さん、令状読み上げたら素早く頼みます」

そういって警察の方がインターホンを押そうとした瞬間

ドンっ

勢いよく屋敷の扉が内側から破られ、何人かの警察官が

宙に浮いた。

慌てて、地面にぶつかりそうな警察官を支えて、ガード

レールにもたれかけさせる。

「大丈夫ですか？」

「大丈夫、ありがとう。」

どうして、急に死穢八斎會の組員が襲ってきたのだろうか

今日、突入することは昨日連絡が来た。一体どこから情報

が漏れたのか。不思議に思った。リューキュウや麗日さん

達に死穢八斎會組員である、活瓶力也を任せ、僕たちは

屋敷の中に進んだ。

「どこから情報が漏れたんだおいナイトアイ」

ロックロックがナイトアイを責めるように言った

「情報は、厳重に扱っていたはずです。おそらくですが、

ブラックドールによるものかと。」

ここでも、ブラックドールか、本当に厄介だ。

ヴィラン連合の情報を持っているとされる重要人物、

今回で絶対捕まえないと。

Aside

『オーバーホールさん、ヒーロー達が屋敷に突入して

来ました。』

「わかった。ブラックドールお前は予定通り俺たちと一緒

に来い。お前にはまだやってもらいたいことがある。」

『はい。』