守りたい人がいる。 (ページ11)

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9話ページ11

Aside

『お呼びですか？オーバーホール？』

クロノさんに言われ、案内された部屋の扉を開けた

『え、ヴィラン連合？どうして、、、』

「わぁ、お久しぶりです。ドールちゃん覚えてますか？

トガです。トガヒミコ。また、会えて嬉しいな。」

「トガちゃん、ドールちゃん困ってるぜ、、

そんなのことねぇよな。困ってないぜ。久しぶりだな

ブラックドール。会えて嬉しいぜ、嬉しくねぇよ。」

『トガヒミコ、トゥワイス』

「お前ら知り合いか、それは都合がいい。」

「ブラックドール、こいつら２人しばらくうちの組にいる

仲良くしろ。」
　
「あと、壊理に近づけさせるなよ。」

「壊理の存在は、トップシークレット、計画の核だ。

こいつらと協力はするが信用ならない。」

オーバーホールに近づかれ、小声でそう言われた。

『了解。』

それにしても、面倒なのと手を組んだものだ。私の見立て

的にヴィラン連合の死柄木弔も死穢八斎戒の治崎廻も

人の下につくような人物ではないと思っていた。そのため

協力関係にはならないと見込んでいたのに。私は、正直

言ってヴィラン連合は、嫌いだ。少し前に義爛の紹介で

一度会ったが殺されかけた。ていうか、ヒーラーが

欲しいて言ったのはそっちだろうに、あんな勧誘初めて

受けた。もう二度と関わるのはごめんだと思っていたのに
　
まさか、こんなところで会うとは、どちらにせよ情報は

多いに越したことはない。念の為、この２人から詳しく

話を聞き出そう。やりたくないけど。私はいつも通りの

営業スマイルで２人に近づいた。トガヒミコ、分倍河原仁

まだ、この２人は会話が成立？しそうで良かった。

将来の利益のためにも仲良くなっておいて損はないかな。

『ねえ、トガちゃん、トゥワイスお話しない？』

だいぶ、情報も聞き出せたし、ある程度の友好関係は

築けたかな。と思っていた時また、クロノさんに呼ばれた

正確にはオーバーホールに、だけど。

「ブラックドール、そろそろ時間です。」

そう呼ばれて向かったのは彼女の部屋、初対面から１週間

私はオーバーホールの指示で毎日彼女の部屋に出向いてい

た。いつも通りコンコンコンとノックをしてから入る。

『こんにちは。壊理ちゃん、ドールです。そっち行ってに
もいいかな。』

私のお仕事、彼女、壊理ちゃんのカウンセリング。