余命3ヶ月。 (ページ3)

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Daigo

夜。それは、俺にとってとても過酷な時間やった。

最近、夜になると涙が止まらない。

すぐ体調悪くなるし、ずっと泣いてるから眠れなくなるし……。

ほんま、どうしちゃったんやろ、おれ……。

そんなことを考えている間に、外は明るくなっていた。

『……仕事行かな…っ』

こんな体調が悪い時でも、仕事の時間は迫ってくる。

今日は雑誌の撮影。

最近は、仕事中にトイレに駆け込み、1人で泣いていることもあって、仕事に行くことが怖くなりつつもあった。

今日は散々泣いたんやし、大丈夫だよね……。

―楽屋―

流「お、だいちゃんおはよ〜。ねぇ、今日だいちゃんと2人で撮るからさ、よろしくなぁ〜」

『……あ、うん、分かった…』

流「え……どうしたん？なんか元気なくない？……てか、目赤いし。昨日泣いた？大丈夫？？」

流星にそう言われて、一気に怖くなった。

『…いや、大丈夫やから……多分、あくびしただけ…(笑)』

流「ほんま…？なんかあったら言ってな…？絶対やで？」

『うん、分かってる。ありがと(笑)』

なんとか笑って誤魔化したけど、また涙が出てきそうになって、急いで理由をつけて楽屋を出た。

廊下に座り込むと、自然と涙が溢れてきた。

その時に知った。

自分の涙が、“宝石”になることを―――――