#10 ページ14
Kento
謙「大吾くん……！！ねぇ、起きてよ……！！」
え！これ、どうすればええ？
まず救急車だよね？
慌てて押した119の番号。
凄く怖かった。
隣にいる人が、急にこっちに倒れてきて……。
謙「ｸﾞｽｯ……大吾くん……」
？「あれ？長尾？」
……あれ、みっちー……。
謙「みっちー……ｸﾞｽｯ、なんで……？」
駿「いや、長尾、いつまで経っても帰ってこないから……って、大吾くんどうしたん…！？」
謙「……そうなの、大吾くんが…っ意識、無くてっ……
」
駿「そう、なんや……」
謙「みっちー……、おれ、怖い……。もし、もし大吾くんが死んじゃったらっ……！！」
駿「長尾、落ち着いて？大丈夫、大吾くんなら。」
みっちーやって怖いと思うのに、最年少の俺はどうしても頼ってしまう。
駿「救急車呼んだ？」
謙「呼んだ…今、待ってる……」
駿「そっか、じゃあ落ち着かんと。長尾が落ち着かんと、大吾くんも安心出来へんで？」
謙「……うん、分かった…」
駿「ん、偉い」
みっちーが死なないって言うなら、絶対だよね……。
謙「……あ、そういえばさ、大吾くん、みっちー達にまだ言ってないことある」
駿「えぇ…？なに、どういうこと…？」
謙「ううん、俺の口からは言えん。大吾くんから直接聞かないとダメなの……」
駿「そんなに、大事な事なん……？」
謙「まあ…大分ね」
みっちーの顔がかなり曇った。
まぁ、大体予想つくよね、こんな言われ方したら。
“大吾くんが死ぬ”
って、信じたくもない真実を、認めなきゃいけないんだ――――。
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作者のまいです♥
またまた増えました、お気に入り数！！
本当に、本当にありがとうございます(*´▽｀*)
毎回言いますが、これからも頑張るので、よろしくお願いします🙇♀️⋆꙳
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作者名：まい | 作成日時：2023年1月15日 20時
