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翌日の朝、大きな声で目が覚めた。よーく聞くと怒鳴り声。
「お姉ちゃん…」
震えるアカリと一緒にゆっくり階段を降りる。
「私よりあの女がいいの!?」
響くお母さんの声。部屋にはお父さんもいた。
「なんか言ってよ!」
「もう、疲れたんだ。」
「待って!」
父はコートをとって玄関に向かった。
「どこ行くのよ!」
「もう、ここには戻らない。あの人と一緒に暮らす。またな。」
ガチャン!
閉められたドアに座り込む母。私とアカリはお母さんの元に行った。
「お母さん、お父さんは?」
「あんた達のせいでもう…」
母は近くにあった花瓶を私達の方に投げつけた。
「っ!!お母さん…?」
「あんた達のせいで駄目になった。幸せな暮し…」
その時から全て変わった。母の私達の扱い、家の中。
「早く掃除してよ。早く!!!」
近くにあった皿を投げつけられる。アカリの足下に破片が散らばった。アカリの足には切り傷がたくさんできていた。
「部屋から出ないでよ。」
バタン!と音を立てて閉められたドア。
「アカリッ!大丈夫?」
「お姉ちゃん…嫌だ、もう」
傷だらけの体。辛いし痛い。
「ここから逃げたいよ…」
「私も」
天井を見つめる。前まではこんなに汚くなかったのに。
「絶対守るから。アカリの事。」
私はアカリの体を包んだ。
「お、お姉ちゃん…!」
アカリは泣き叫んだ。けれど私は泣かない。
泣いてしまったら止まらないから。アカリをもっと不安にさせちゃうから。
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相瀬(プロフ) - KAZUMI02919511さん» フォローありがとうございます! (2019年5月28日 6時) (レス) id: 17cb856d4a (このIDを非表示/違反報告)
相瀬(プロフ) - りんさん» ご感想ありがとうございます!頑張ります! (2019年5月28日 6時) (レス) id: 17cb856d4a (このIDを非表示/違反報告)
KAZUMI02919511(プロフ) - とてもいいお話ありがとーございます!Twitterフォローさせていただきます! (2019年5月16日 16時) (レス) id: 29e13e8152 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - はじめまして!とても面白いです!更新頑張ってください! (2019年5月10日 22時) (レス) id: 9ce3d75a95 (このIDを非表示/違反報告)
相瀬(プロフ) - はしみずLOVEさん» とても嬉しい言葉ありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年4月30日 20時) (レス) id: 17cb856d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:相瀬 | 作成日時:2019年4月13日 19時