焦 ページ7
アイドルに戻るまではあんまり長くなかった。
ラジオで活動再開の放送をしていた
学校で佐川と伊藤と聴いていた
〈本日活動再開となったAさん!〉
〈大丈夫?ちゃんとご飯食べてる?〉
A〈はい!いっぱい食べてます!〉
よかったちゃんとやれてる、、
A〈そうそう!〉
A〈ご飯といえばこないだ"たかシ__〉
〈たか??〉
ブーッ
俺は飲んでたコーヒーを吹き出してしまった
伊藤「きたねーよ三橋!!」
佐川「三橋さん!ティッシュ!」
三橋「おう、ありがとーな、、」
A〈じゃなくて私のタカがね!休養中に飼い始めたんだけどー〉
よかった"たか"しか聞こえてなかったのか、、
心臓バクバクするー、、
やっぱり駄目かもしれん
〈へぇー〉
〈ではAさん歌う準備お願いします!〉
どんな顔してるのかはわからないけど
もし笑顔なら
笑顔の裏に
嘘と打算が隠れてる
スタッフだって嘘を吐く
お偉い方だって
そうだ
良いものを作るフリして見てるのは数字だけだ
誰しも嘘を吐く
全く
上等だってんだ
_____俺のAは
本物の嘘吐きだぞ
やばい声を聴いてるだけでどんな表情してるかわかる
この歌でいろんな人を魅了している
三橋「やばいな、、」
伊藤「ほんとだな、、こんなアイドル出会った事ない」
佐川「鳥肌止まんないっすねー、、あの転校生みたいな声してましたね」
伊藤「だな」
三橋「わかんねー」
あまりにもすごい
歌唱力で
人は
ただ焦がされる
A〈ありがとうございましたー!〉
長かったようで短かった。
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作者名:あーる | 作成日時:2024年3月12日 21時