教室と保健室2 (ページ6)

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ジェシーside

ジェシー「大我〜。もう起きてもいいんだよ〜。」

俺は、冗談混じりな感じで大我に話しかけた。

もちろん本音だけど。

大我「･･･ジェシー。」

ジェシー「え！？」

慎太郎「きょもが起きた！！」

樹「しょっぴー起きたよ！！」

渡辺「阿部ちゃん呼んでくる！」

そう言ってしょっぴーは大慌てで病室を出た。

北斗「京本わかる？」

優吾「もう1週間以上も眠ってたんだよ。」

ジェシー「大我･･･良かった。」

大我「そんな見つめないで。」

大我は笑った。

この笑顔はいつぶりだろうか。

樹「きょもが起きたんだもん！そりゃ見つめるよ！」

慎太郎「やっと起きてくれた。待ってたんだよ！」

大我「みんなが来てくれてたの知ってるよ。」

樹「えっ、知ってたの？」

大我「うん、ちゃんとわかってるよ。」

北斗「なら遅すぎるよ･･･起きるの。グズッ」

ジェシー「そうだよ。グズッ」

大我「ごめん。泣かないで。」

樹「許さない！グズッ」

優吾「泣くなは無理だろ！グズッ」

みんなボロボロ泣いた。

泣かないって決めてたんだけどな。

笑顔でいるって。

慎太郎「ありがとう、起きてくれて。グズッ」

大我「勉強してるみんなが、うるさ過ぎたから起きちゃった。てか起こされた。」

樹「俺らが悪いみたいじゃん。笑」

優吾「お前が寝てるからだろ！笑」

大我「笑った！」

ジェシー「ずるいな大我は。笑」

みんなで泣き笑った。

俺はなんとなく、またいつもの日常が、いや、それ以上の日常がやってくる気がした。