転生記録8 ページ11
「これから君には転生をしてもらう！！」私の目の前に現れた謎の人。(多分)神様が話し出す。
「突然のことで驚いていることだろう！」
「安心してくれ！私が手助けをして上げるから」
いや、転生何回目だと思ってんですか？軽く何十年、何百回と転生してる私が教えてもらえることなんて無に等しいと思うのだが。
とは思ったが取り敢えず話ぐらいは聞いてやらんこともない。
「君には乙女ゲームの、プレイボーイの彼女役をやってもらう」
あ、そっちの説明？世界の方なのね？
と少し残念な気持ちもあったが大事そうなことなので話を聞く
「君は冒頭でヒロインの前で振られられる役だ
嫌な役だとは思うが振られたあとは何をしてくれても構わない、ただ攻略対象への接触は避けてほしい」
先程のはっちゃけた語り口調から突然真面目な話に変わり困惑を隠せないが取り敢えず了承する
説明は以上だと話すとすぐに私を暗闇に突き落としてきた。ここは何回も通ってきた慣れ親しんだ暗闇だ、特に叫ぶこともなくいつも通り風を感じていればいつの間にか学校の中におり、目の前には見るからにチャラチャラとした男と可愛らしい女の子
「俺この子が運命の子やって知ってん。だから別れてくれんか？」
どうやら今回は転生ではなく憑依らしい。あれ？神様転生じゃなかったんすか？
ま、それはさておき私はさっさと振られればいいだけだし能力も外れなようなので…
『分かりました…末永くお幸せに』
彼らの元を小走りで去る。別に好きではなかったが振られるのは恥ずかしいというか何というか…とにかく気まずかったのでさっさと屋上へと向かった
ｰｰｰｰｰｰｰ
あいつにもやっと本命ができたんか〜と廊下で可愛らしい女を抱きしめたあいつを屋上のフェンスから眺める
振られた女は何処かへ走り去って行った。どこへ行ったかなんて興味がなかったので気にせずあいつを眺めていれば俺が居る屋上の扉が開いた
そこにはあの女がいた
女は俺が居たことにびっくりした様子だったがすぐに何かの魔法をかけて来た
『スリープ』回復魔法の1種。雑魚魔法なので俺は防ぐこともできたがあの女が何をするためにここに来たのか気になってかかったふりをしてみた
確かこの女『千里眼』をもつ家計の生まれだと聞いたことがあったからきっとここに俺がいると知って来たのだろう。大方俺と既成事実でも作って俺に乗り換えるつもりだろう。
だが数秒で俺の予想はあっさり崩れた。
ー
続きます
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルク(プロフ) - 主ちゃんの心情や他者との関わり合い、視点の考察など面白い要素がたくさんあってすごく好きです！このご時世お忙しいと思われますが無理せずに頑張ってください。更新楽しみに待ってます！ (9月11日 0時) (
レス) @page31 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - めっちゃおもしろいです!!!いやーホビットさんでしたかー!!!タバコとロリが好きな人かと予想してました!!Twitterをやってないのですがメッセージで教えて貰ってもよろしいでしょうか……? (2023年2月19日 20時) (レス) @page32 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
恋雪(プロフ) - ｱｽﾞｷﾊﾞｰさん» 嬉しすぎます！！新作の方も見ていただき有難うございます✨更新遅くはなりますがこれからも見ていただけると嬉しいです！！！見つけて頂きありがとうございます (2023年1月6日 21時) (レス) id: 3f852e6f0f (このIDを非表示/違反報告)
ｱｽﾞｷﾊﾞｰ - 新作の方も見てるんですけど、もうめちゃくちゃ好きです!!!これは誰の視点かを考えるのがとても楽しく見ております!!更新ありがとうございます。大好きです!!! (2023年1月6日 9時) (レス) @page28 id: dd36151501 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋雪 | 作成日時：2022年11月17日 17時
