【学園アリス】幼馴染の鳴海先生 Ⅱ (ページ27)

今日:10 hit、昨日:24 hit、合計:9,412 hit

Contents(46) ページ27

鳴海『新年早々申し訳ないんだけど、ちょっと初等部の寮に来れる？』
「もう中等部の寮への挨拶終わってるし別にいいけど。何？」
鳴海『いいから早く。事情は来てから説明する』

新年あけましておめでとうございます
自分のクラスの子達に新年の挨拶を、と思い寮に訪れた
そして家で休んでいたその途中

杏樹から電話を着信し、出てみると新年早々のお呼び出し

新年一発目から何か面倒ごとに巻き込まれそうで怖い
だけど杏樹からの呼び出しなので行くしかないんだよね

はぁと溜息をついて瞬間移動をする

？？

状況が読めなさすぎる
新年だから当然振袖として、背中合わせでくっついている蛍と流架、よーちゃん
そして何故か手を繋いでいる蜜柑と棗

鳴海「来てくれてありがとう。状況を説明すると…」
翼「ごめんAっち！俺が中等部の寮から持ってきたもっちもち粉の影響で、こいつらが離れなくなっちまったんだ！！」
「つ・ば・さ～？？」

杏樹が翼に話を振ると、翼は凄い勢いで土下座をし始めた
思わずまた面倒な…と思うのと同時に、私は翼を宙に吊るした

「あんたねぇ、新年から何面倒な事してくれてるワケ？」
翼「いやほんっとごめんAっち！」

腹抱えてゲラゲラ笑っている美咲と、Aっち呼びに慣れてないからか宙につるされてるのを初めて見たからか若干引き気味の初等部生

どうやら反省してる様子だったので、とりあえず床に降ろした
翼はぜぇぜぇ言ってるけど、こんなの大した事ないだろう

「当然、それだけだったら私は呼び出さないと思うけど。私が呼び出された理由って何？」
鳴海「それなんだけど、実は蛍ちゃんの所に中校長から花園会への招待状が来てね？で、蜜柑ちゃんの所にも抽選玉が来て」
「あー。2人は花園会に行きたいけど、男子がくっついててどうにもならなくて私を呼んだって事ね」

私は呼べば何でもする何でも屋さんじゃないんだけどな

蜜柑「でもなんでそれで鳴海先生は神崎先生呼んだん？神崎先生だったら解決してくれるん？」
美咲「そうだよな。センセーが色々強いのは知ってるけど、今回のもどうにかなるのか？」

疑問に思った生徒達が一斉に私を見て来る

「私、学生時代花姫だったのよ」
「「「え～？」」」
「今も姫様と仲いいし」
「「「え～？」」」

今まで言ってこなかったけど私は花姫でした
紫陽花っていう立派な花名まで貰ってた
その名残でも今も姫様とはよく喋る