【学園アリス】幼馴染の鳴海先生 Ⅱ (ページ23)

今日:6 hit、昨日:23 hit、合計:9,384 hit

Contents(44) ページ23

桜野「今年は例年に比べ、様々な突発的事故などに見舞われましたが、無事このように皆さんとクリスマスを迎えられた事を心より嬉しく思います。例年通りこのクリスマスパーティーの夜だけは先輩後輩、先生方の垣根をとりはらって、夢の一夜を楽しんで頂く無礼講の夜です」

クリスマスパーティーが今年も始まった
例年通り始まりは生徒会長の挨拶からだった

プリンシパルは壇上に並び、横一列に座っている
他の生徒や教員はフロアで散り散り
特に何処にいようが関係なかった

桜野「今夜の事は今日が終われば全て水に流し、とどめたい思い出は各自、胸の奥に大切にしまって、素敵な夜を過ごしてください」

拍手で締めくくられ、プリンシパルは壇上を降りて行った

私はというとお腹が空いていたので、まずはご飯を食べに料理を取りに回った
お腹が膨れた頃、私は2階席のバルコニーに移動し、杏樹を探した
私のアリスは透視とかではないので、こうした方が早い
目立つからすぐに探すことができ、私はその場に移動した

鳴海「驚かすのやめてくれる…？」
「約束はしてないけど、今年も来ちゃった」
鳴海「来るだろうなとは思ってたからいいけど」

私は毎年杏樹とクリスマスパーティーを楽しんでいた
それは今年も変わらない
初等部生が隣に居たけど、追い払って2人にしてくれた
こういう所が優しい

「プレゼント交換の時間でーす！前もって皆さんから集めたプレゼント達を1・2の3でテレキネシスで皆さんに振り分けまーす！手元にプレゼントがいくまで決して取り合いなどしないようお願いしまーす！」

運営の人が合図をしてカウントをして空から沢山のプレゼントが降ってくる
テレキネシスで全員に振り分けられて、手元に収まるようになっている

「わ。テディベアだ。可愛い」
箱を開けると中身はなんと可愛いテディベア
家のベッドに並べよっと

「杏樹は何だった？」
鳴海「僕は有名な小説。これ読んだことないから良かった」
「国語教師だから本読むの好きだよね」
鳴海「そうそう」

プレゼント交換の後、女の子達にたかられてた岬と合流し３人になる
チキンを食べながらああでもないこうでもないと雑談をした
まるで昔に戻ったみたいで本当に楽しい

途中でゴミ拾いをしている蜜柑に出会って、皆で蜜柑の事を褒めた
こんな楽しい時間に自ら進んでそんなことをする人は他に居ないから