【学園アリス】幼馴染の鳴海先生 Ⅱ (ページ17)

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あの後一旦分かれて自分のクラスの事を済ませてから夜合流する事になった

夜に杏樹の家を訪れると客人が居た

「岬。何してんの？」
岬「ナルと晩酌してんだ。神崎も付き合え」
「いいけど…」

私酔わないし酒飲んだ所で感
それに杏樹も酔わないだろう
…岬と晩酌したとて計画に支障が出ることはない

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「やっと酔い潰れた」

机に伏せて顔を見えなくして寝ている岬
しかし私も杏樹もピンピンしている

鳴海「今のうちに出掛けようか」
「いいの？岬このままにして」
鳴海「いいさ。起きた時に全て任せるから」

席を立った杏樹につられて私も用意をし始めた
玄関の戸を開けた時、後ろから声がかかる

岬「2人揃って何処に行くんだ」
「岬。起きてたの…」
鳴海「あらー。岬先生…♡寝てたんじゃなかったんだ」

岬はポケットから酔い止めとフェロモンガードを取り出した
自分から晩酌をしに来てたんだし、そりゃ用意はしてるか

岬「やっぱりな。見張りに来て正解だったか。…ったく神崎もそっち側に転ぶとはな」
「ごめんごめん」

ほら言われた

鳴海「見張りと来たか…。おかしいと思ったんだ。普段付き合いよくないあの岬先生がさー。僕の家に来たAまで誘って晩酌だなんて」
岬「お前らがバカやるのを止めてやる為だ。その感じだと行動を起こすに至る何等かを掴んだんだろう」
鳴海「まあ、ね。Aのお陰で」
岬「か・ん・ざ・き…」

落胆して頭を抱えた岬
いやごめんて
話を聞いてたらこっち側に転んでもいいかなって思っちゃったから

岬「兎に角2人共、これ以上目を付けられるような勝手なマネは…」

そこまで言った岬の頬を包み込み、杏樹は唇を重ねた

「まじぃ？」

それはそれは熱烈なキスをお見舞いし、フェロモンにあてられて岬は倒れこんだ

鳴海「ごめんねー岬先生♡フェロモンガードなんて制御ピアス外しちゃえばあって無きが如しよーん♡」

ベッドの上に岬を転がし、メモ帳にスラスラと走り書きをしてテーブルの上に置いた
『岬先生、後よろしくね。鳴海♡』
ご丁寧に♡まで付け足して

「後始末まで任せて、後で絶対言われるよ～」
鳴海「まぁその時はその時さ。この事の顛末の終着点、心当たりはあたっておきたいから。行こう、A」
「うん」

杏樹の後を追い、家を出た
向かうは先生のお墓

きっと蜜柑と接触した柚香先輩はここに来ると踏んで