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殿内『お前また負担かかるような事を…』
「それ棗にも言われたわー」
思わず笑い声をあげると、2人に笑い事じゃねーと言われる
そんな事言われても
ウチがしたいようにやるだけだ
「じゃあそれだけだから!」
翼『あ、おい待て蜜柑。まだ言いたい事が残って…』
翼先輩の言葉を遮ってウチは電話を切った
これ以上素直に怒られておく義理もない
棗「…いいのかよ。電話。そんなテキトーに切って」
「いいよ。ウチお説教とか聞きたくない」
棗「けっ」
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夜ご飯を食べた後
ウチの部屋の扉がノックされ、返事を返すと鳴海先生が入ってくる
鳴海「こんばんは、蜜柑ちゃん」
「鳴海先生!待ってた」
部屋に先生を招くと、先生は会話を切り出した
鳴海「朝はごめんね。秘密事項で蜜柑ちゃん相手でも喋る事はできなかったんだ。…聞いたよ。蜜柑ちゃんがAちゃんを初等部で監視するから、初等部預かりにすること。また無茶するね〜」
「それ言われるの3回目。ウチの事はいいよ。Aちゃんを救えるなら」
鳴海「お人好しなんだから。少しは自分の心配もしてよね」
「してるよ、大丈夫」
まさか鳴海先生にも同じ事を言われるとは
みんなウチの事心配しすぎ
…それはウチが初校長監視下だからだろうけど
鳴海「それでAちゃんの事なんだけど、明日正式に初等部B組に転入してくる。住む場所も移動になって、寮にやってくる。初等部と寮での監視が蜜柑ちゃん、そして棗くんの主な任務になるワケだけどいいかな?」
「やっぱり棗も巻き込まれるのか」
鳴海「まあ蜜柑ちゃんと棗くんはセットだからね」
「ハッピーセットちゃうって」
あははーと気まずい笑いを浮かべ、先生は気にしないように話を進めていく
鳴海「Aちゃんが拉致同然で学園に来た事は知っているね?僕たち先生にはだいぶ心を開いてくれるようになったけど、それでもまだまだ距離はある。…だから仲良くなるの難しいかもしれないけど頑張れる?」
「ウチが本部から出したから、時間はかかっても絶対仲良くなるよ。誰かと仲良くなるの得意だし」
鳴海「さっすが〜♡」
得意げになってウチを褒め始める先生
鳴海「あ、そうそう。Aちゃんは指に制御リングつけててアリス使用に制限がかかってる。強いアリスは使えないけど、ある程度のアリスなら使えちゃうから、あんまり使わないように見張っててね。命に影響あるから」
「はーい」
返事を返すと先生は立ち上がる
鳴海「それじゃ、僕はこれで」
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作者名:Hakumu* | 作成日時:2022年5月15日 0時