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「殿先輩、黒髪ショートカットの蒼い目をした初等部生って知らん?」
本部の一室へ向かう途中で偶々殿先輩と翼先輩と鉢合わせする
向かう場所は一緒
殿内「は…?初等部生であるチビ達が知らなかったら俺も知らねーよ」
「やっぱりー?ナル先生は何か知ってそうだったんけど」
殿内「うーん。聞いた事ねーな。翼は?」
翼「殿が知らねーなら俺が知るわけねーだろ」
殿内「だよなあ」
任務をかなりこなしていて、情報通の殿先輩なら何か知っていると思ったけれど
残念ながら何も知らないらしい
いつもなら何かしらの情報が出てくるのに
…殿先輩ですら知らないなんて
ここ最近中校長代理として赴任した志貴さんが知っている筈もないし…
いや伝え聞いて知っているかもしれないけど
ここはやはり初校長に問いただすしかなさそうだ
その方が手っ取り早い
「ウチ終わったら直接聞きに行く」
翼「直接って誰にだよ。まさか…」
「仕方ないやろ」
焦る顔をしている先輩たちと棗
そんなに危ない事をしに行くつもりは無いんだけど
棗「行くな蜜柑」
ウチの腕を掴みあげて無理矢理視線を奪う
「大丈夫。ちょっと話すだけだし、心配してくれるなら入口に立って待っててよ棗」
棗「…しゃーねー」
ちっと舌打ちをすると掴んでいた手を離してウチを自由にしてくれる
初校長と話している間は棗が外で待ってくれるらしいから心配は要らなさそう
何かあった時は部屋に入り込んで来て棗が何とかしてくれるだろう
殿内「なんかわかったら俺達にも教えてくれ」
「はーい」
軽く返事を返すと呆れた先輩の顔が返ってきたが知らないフリをする
俺たちの気も知らないで、と言いたげな顔をしている
そのような話をしていると目的の本部の部屋にやってくる
今日話されることは大体読めていて、Zや他の半学園組織の尻尾掴み
最近活発化しているZの動き
初校長とボスの対立が深まるばかりでなんの進展もない
お母さんが亡くなった時に学園に攻め入って来た時から情勢は変わらず
いつ学園を崩壊させにくるかわからない
先頭を歩いていた殿先輩が、部屋の扉を開けると見知った顔が既に沢山揃っている
危力系をはじめとして殿先輩のように一般生徒ではあるがそのアリスの有能性から招集をかけられた人まで幅広く部屋に居る
椅子に座り、ペルソナが来るのを待つ
その間も考えを巡らせるが、巡らせるだけ無駄で途中で考えるのをやめた
ペルソナが入ってきてからは真面目に話を聞いていたつもりだった
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作者名:Hakumu* | 作成日時:2022年5月15日 0時