第238話 ページ38
A視点
デュース「それにしても、近所の悪ガキども……って?」
ジャック「ラギー先輩の地元は、貧しい暮らしをしている家庭が多いらしい」
ユウ「あぁ、そういえばスラム出身だって」
ジャック「あぁ。だから長期休暇のたびに沢山食べ物を持って帰って、近所の子どもにも食わせてやっているんだと」
A「ジャック!よかったぁ〜。見送りするって約束したのに全然見つからないから困ってたんだよ」
ジャック「その気になれば俺1人簡単に見つけ出せるくせに…」
ため息を吐きながらジャック。
でも尻尾が少し揺れているので
嬉しいんだと思う。
A「ふふ」
ジャック「なんだよ」
A「なんでもなーい」
ジャック「…?やけに機嫌いいな…」
エース「てか、ジャックも何で沢山両手いっぱいに植木鉢抱えてんの?植木屋でも始めるカンジ?」
ジャック「これは趣味で育ててるサボテンだ。休暇中に水やりしなかったら枯れちまうだろうが…って、おっ、俺のことはいいんだよ!!」
慌ててる。かーわい♪
三日月「主。それを薬研の前でやったら静かにキレられるぞ」
A「なんで今、私がジャックを可愛いって思ったことわかるの?エスパーなの?それとも神様?いや、三日月たちは神様ですけども」
でも気をつけないと…
薬研が静かにキレるのはめちゃくそ怖いから…
グリム「ラギーの奴、赤の他人にメシをわけてやろうなんて意外といいヤツなんだゾ」
ジャック「捕らえた獲物は弱者にも分け隔てなく与える。それがハイエナだ。ラギー先輩もそうやって育ってきたんだろ」
レオナ「フン。ガキを何人も集めて炊き出しなんて考えただけでゾッとするぜ。1人いるだけで煩くてかなわねえってのに」
そう言って私たちのもとにやってきたのは
この人混みの中、真っ直ぐ
私たちのもとに歩いてきた
レオナ先輩だ。
ジャック「あれ、レオナ先輩…ご実家には戻られないんですか?」
レオナ「だったら良かったんだがな。帰らないと後からゴチャゴチャうるせえから、帰る。…はぁ〜めんどくせえ」
ユウ「手ぶらですか?」
そう言うレオナ先輩は手ぶら。
レオナ「あ?財布とスマホがありゃいいだろ。私服は実家に置きっぱなしだし」
大荷物だったラギー先輩やジャックとは大違いだなぁ。
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氷の妖精姫♪(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます!気まぐれ更新ですが頑張っていきます! (8月28日 8時) (レス) id: 8f37d05276 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - とっても面白いです!!最高です!(´。✪ω✪。`)✧*。続き楽しみにしてます、更新待ってます(*^^*)❤ (8月26日 10時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 八丁念仏を出して欲しいです (2023年4月30日 8時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ🐇⸒⸒ - 続きを楽しみにしてます! (2023年3月31日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます! (2023年3月28日 16時) (レス) id: 171a5b5ca0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年9月19日 19時