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哀「そして、アンバーが_」
哀ちゃんが言いかけた時、
次郎吉さんに呼ばれる。
めっちゃ気になるんだけど!!!!
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パーティー会場には大勢の警官がいる。
怪盗キッドの予告時間まで後3分。
その時、スマホにメールが届いた。
誰だ……?
『!?』
メールを開くと、画像が貼付されていた。
この間、組織の任務の時の写真。
もう1つには風見さんと百瀬が写っている。
〈この画像をばら撒かれたくなかったら、私に
協力して下さい♡ 怪盗キッド 〉
脅すんか〜い!!!!
『協力するったって何を…(ボソ)』
「陽向様、こちら落とされましたよ」
執事は、そう言って何かを渡してきた。
……コレってもしかして変声機??
キッド「頼みますよ?」
執事が横を通り過ぎた時、そう言った。
………なるほど
けど、舐めんなよ……
予告時間になって、俺は腕を広げ
ベルモットに教え込まれた変声術で
キッドの声を出す。
『レディース&ジェントルマン!!
今宵、摩訶不思議なイリュージョンをお見せ
しましょう!!』
その瞬間、照明が落ち暗くなる。
キッド「ちょっ〜と失礼しますね♡(ボソ)」
『ちょ!?変なとこ触んなよ!(ボソ)』
キッド「まぁまぁ♡(ボソ)」
再び照明がつくと、周りがざわついた。
次「キ、キッドが…2人じゃと!?」
俺の衣装は、グレーのタキシードから
真っ白なキッドと同じ衣装に変わっていた。
キッド「予告通り、宝石は頂いていきます」
俺とキッドはニヤリと笑い煙玉を投げると
別々のドアへ走る。
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屋上まで来て座り込む。
疲れた〜〜!!!
コナン君と安室さんが追っかけて来て、撒くのが大変だった。
遅れてキッドがやって来てドアに鍵をかけた。
『遅かったな』
キッド「しょうがねぇだろ!アイツしつけぇんだ
もん!!おっかねぇし!!!」
アイツとは京極君のことだろう。
……ご愁傷様!!
『ふ、あはは!』
キッド「え!?なに!?」
『はは、いや…なんか楽しいなって…ははは!』
あんな全力で走って、鬼ごっこみたいに追われて……
怖いけど、優越感みたいなのがあって……
無意識に笑いが溢れてくる。
キッド「ふっ、確かにな!あははは!」
少しの間、二人で笑い合う。
満月の光がそんな二人を照らす。
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霞(プロフ) - 気になります…続き待ってます! (8月17日 16時) (レス) @page20 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
れもんそーだ - お話、とても面白かったです! 更新大変だと思いますが、楽しみに待ってます (2020年4月6日 8時) (レス) id: f169936397 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - はい ありがとうございます (2020年2月13日 13時) (レス) id: d10385a9fe (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 続編を、真実の君は【男主】3、で更新しました!続きが気になる方はそちらでよろしくお願いします!! (2020年2月13日 10時) (レス) id: 947bf1e80d (このIDを非表示/違反報告)
緋 - はじめまして!猫月さんの作品読ませていただきました。とても面白くて、続きが気になります!また、楽しみにしています。 (2020年2月9日 10時) (レス) id: 82343452fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫月 | 作成日時:2019年6月17日 20時