67（降谷Side） ページ18
〜降谷Side〜
不意に目を覚ますと、
月影の寝顔が目に入った。
降「っ！？！？！？」
＿ゴッ!!
驚いて身体を後ろに反らすと、頭を壁に思いきり強打した。後頭部を抑えながら上半身を起こす。すると、月影が目を覚ました。
『んぅ…？どおした、降谷？』
寝起きでぼ〜っとした顔をして、上目遣いで俺を見る月影に、可愛いと思った。
は？？？？
いや、馬鹿か！？相手は男だし、ましてや月影だぞ！！！？俺は何を考えてるんだ！！！！！
『降谷？』
返事をしないでいる俺を心配したのか、月影は上半身を起こして俺を見つめる。
……まて、なんでお前裸なの？？？？
俺は寝るとき脱ぐタイプだから分かるが、なんでお前も裸なの？？？？？
『？？？どぉしたんだよ』
月影は俺に手を伸ばした。
それを思わず手で弾いてしまった。
『！……ごめん』
月影は泣きそうな顔でそう言った。
降「あ、いや、違…色々と聞きたい事があって」
『？』
まず何を聞けば良いのか、頭の中で整理する。
降「…俺とお前の関係はなんだ？」
『何って…恋人、だろ？？』
は？？？？？？？？？
降「まて、恋人？？？俺と月影が？？？？」
『降谷から告白したんだろ？』
俺から！？！？
『降谷どぉしたんだよ、…やっぱ、気が変わった？』
月影が悲しそうに笑う。
それを見て、胸が酷く傷んだ。
降「っ違う！だから、なんか色々急過ぎて、頭
に入っていかないだ……」
『……無理するなよ？別に俺は気にしないから』
そんな事を言う月影は、気にしないなんて嘘が分かるほど悲しそうに笑って、布団から出ようとした。
降「まっ！だから違うって言ってるだろ！」
月影の腕を掴んで引き寄せる。
降「俺は、お前が嫌いなわけじゃない！」
頬に手を伸ばす。
降「俺は、…お前が＿」
月影の顔が、唇が、近づいてくる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「アン！アン！」
目を覚ますと、目の前にハロの顔があった。
降「……………」
……………夢、か？？？？？？
あああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜！！！！！！！
なんつー夢見てんだよ！！！！！
上半身を起こして頭を抱える。
俺は、月影に何しようとしたんだ…？？？
俺は、なんて言おうとしたんだ？？？
.
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霞(プロフ) - 気になります…続き待ってます！ (8月17日 16時) (
レス) @page20 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
れもんそーだ - お話、とても面白かったです！ 更新大変だと思いますが、楽しみに待ってます (2020年4月6日 8時) (レス) id: f169936397 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - はい ありがとうございます (2020年2月13日 13時) (レス) id: d10385a9fe (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 続編を、真実の君は【男主】3、で更新しました！続きが気になる方はそちらでよろしくお願いします！！ (2020年2月13日 10時) (レス) id: 947bf1e80d (このIDを非表示/違反報告)
緋 - はじめまして！猫月さんの作品読ませていただきました。とても面白くて、続きが気になります！また、楽しみにしています。 (2020年2月9日 10時) (レス) id: 82343452fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫月 | 作成日時：2019年6月17日 20時
