真実の君は【男主】2

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『ゔっ!!!!』



お尻と頭の痛みに目を覚ます。



『???????』



後頭部を抑えながら上半身を起こすと、コナン君が心配そうに覗き込む。



コ「ひ、陽向さん大丈夫…？」


『え？大丈夫？？じゃない、と思う？？？』



え？？なんでこんな頭とかケツ痛いの？？？？
え？？？？？なんで？？？？？？
俺なんかした？？？？？？？



安「ほら、早く行きますよ。宝石を次郎吉さん
　 に返さないと」



あれ？？俺の事はスルーですか？？？
俺の心配はしないの？？？？


安室さんはドアノブに手をかけて先に行ってしまった。



『なぁ、コナン君…俺何かした？』


コ「あ、う〜ん…何もして無い……と思うよ？」



何その意味アリ気な言い方！？！？



『え、俺何したの？？？』


コ「陽向さんというより、キッドがね……」


『キッドが？何したの？？』


コ「そ、そんな事よりぶつかったところ大丈
　 夫？」



あ、話しそらした！！



『ん〜〜まだ痛いかな〜』


コ「どうして痛いのかは聞かないんだ…？」


『いや、だいたい予想つくから…(笑)』



安室さんが俺を起こそうとして落とすなりしたんだろ！！！！



コ「……仲いいんだ？」



まるで、何かを探る様に見つめてくる。



『まぁ、バイト仲間だしな』


コ「…そっか」



納得いかない答えだったかな……？
安室さんとは普通に仲は良いと思う。

俺は、ね………



『じゃ、戻ろっか！』



俺は歩きだし安室さんの後を追う。



胸元には紅いバラとキッドカード…
そして、黄色に輝くアンバーのブローチが月明かりを反射させて光っていた。






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