真実の君は【男主】

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＿ヴー、ヴー


スマホの着信音が鳴り、通話に出る。


『…百瀬。頼んだやつ、終わったか？』


百「はい！それより、なんで此方に来ないんで
　 すか！？」


声がデカい……


『捜査に外されてるのに、行く意味あるか…？』


百「う〜…」


スマホの向こうで不服そうな声が聞こえる。


『はぁ…で、頼んだやつは…？』


百「はい、5月1日に起きた事件の詳細ですよ
　 ね」


『あぁ…』


国際会議場の下見の時から
ずっと引っかかっていた。


百「あまり大きな事件はありませんでしたよ？
　 気になったと言えば、去年、羽場二三一と
　 いう男がゲーム会社に侵入し窃盗事件を起
　 こして、送検された後、自殺した事ですか
　 ね…」



羽場、ニ三一……



『…その事件の詳細をメールで送ってくれ』


百「え、分かりました」


百瀬との通話を切ると
再び着信音が鳴った。

スマホの画面には＿


『コナン君、何か分かったのか？』


コ「分かったと言うか、ちょっと聞きたい事が
　 あって…」


俺に聞きたい事？


コ「風見刑事が安室さんが去年、拘置所で取り
　 調べ相手を自殺に追い込んだって…」


去年、拘置所で…
降谷が…？


さっき、百瀬に聞いた事件の事が浮かぶ。


コ「それってホントなの…？」


『ごめん、それは俺も知らないんだ』


コ「そっか…」


『力に成れなくてごめんな…でも君のお陰でピースが埋まりそうだよ』


もうすぐ、全てのピースが揃いパズルが完成する。


コ「ホントに！？」


『あぁ、でもまだ繋がってないから待ってく
　れ』


コ「分かった…あと、橘境子っていう弁護士の事
　 知ってる？」


『いや？毛利さんの弁護してる人か？』


コ「うん、そうなんだけど…」


『気になるんだろ？調べてみるよ』


コ「ありがとう、陽向さん！」


そう言って通話が切れた。


届いたメールを開くと＿＿



……なるほどな



あと、少し……





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