妍姿艶質 ページ23
Aが陸仙に丁寧に(無理やり)聞き出して、蒙恬の所まで急いで向かってる頃、他の隊からは女達からの激しい攻防にいい加減我慢の限界が来ていた。
羌瘣 「いい加減におかしいぞ!
あの女達は相当な手練れだ…!」
河了貂 「でも敵意は…ないみたい。
数が多いのは誰かが、
意図的に呼び寄せた可能性がある。
でも誰が…ウチ(飛信隊)でもなく、
あの堅物な王賁が呼ぶわけないし…
まさか蒙恬が…?」
しかし、何のために……?
後ろを振り向くと、
「信様ッー♡!!」と迫り来る女達の山。
こんなに女達に囲まれて喜ぶ奴を一人しか知らない。
羌瘣・河了貂
「「……とりあえず楽華隊行くか(怒)」」
⭐⭐
王賁 「…番陽!先ほどから騒がしいぞ。」
番陽 「はっ!申し訳ありませんぬ…賁様。
何やら娘達が兵士達を
押しのけている模様でして…」
王賁 「…気が散ってしょうがない。
一旦場所を変えるぞ」
番陽 「…はっ!」
奇しくも各隊の隊長と副隊長も、
楽華隊に向かい、登場人物となる全員が
その場に集まろうとしていた。
⭐⭐
蒙恬 「………(これは困ったな)」汗
肝心な楽華隊・隊長の蒙恬は、
女達に囲まれながら冷や汗をかいていた。
胡漸に演習で兵を率いてもらい
蒙恬は他の二隊に勝つために、軍略駒の前で策戦を練っていた。そこに、何処からともなく入ってきた女達にあっという間に囲まれる。
キャーキャーと騒ぐ彼女達に悪気はないと思うが、
偵察にやった陸仙が不在の為、その対処に困っていた。
蒙恬 「ははは…(苦笑い)
こうも囲まれちゃうと、
両手に華で悪い気はしないんだけどね〜」
女性にしては、珍しく積極的な彼女達が
グイグイと迫ってくる。
女兵士 「蒙恬様のことずっとお慕いしてたの♡
…隣で見ると本当にカッコいい。
良かったら、私の部屋に来て、遊びましょう?」
女兵士 「こんな女より!
…私はどうですか?蒙恬のお相手なら喜んで♡」
そう言って自然と胸の谷間を見せてくる女性。
昔なら嬉しかったであろう…その光景に
何も感じない自分自身が一番驚いた。
自然と比べてしまうからだろうか…。
Aだったら…
Aが側にいたら…と。
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏目 - 私も蒙恬推しなんで嬉しいです。もし蒙恬の子供ができた話も見てみたいです (2021年10月31日 7時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:09kokoa | 作成日時:2020年9月19日 10時