千変万化.6 ページ20
怯えるような顔で見つめてくる昌文君に、苦笑いしつつも、彼らなら分かってくれる自分の証拠を見せた。
A 「正真正銘のAですよ。
信じてもらえましたか?」
政・昌文君・壁 「「「…ッブッー!!」」」鼻血
タダでさえ丸見えの胸元を、
さらに開いて見せる。
妖艶すぎるその光景に、
男達は思わず鼻を抑えるが確かにそこには、
Aが受けた胸の矢傷があった。
雰囲気は別人だが、話した口調や花のような笑顔は
Aそのものだった。
いつもの彼女も素敵だが…
また違った雰囲気に、これでは二度も三度も
Aを味わい尽くすことが出来るではないか!
と蒙家の長男を殺したくなった政。
断ち切ったはずの彼女への想いが再熱し
大王様が顔を手で覆い、震え始める。
政 「…か、か、か、わ、可愛すぎる…///
結婚したい…。嫁にしたい…。」プルプル震
それを見て慌てて止める側近たち。
昌文君 「…(大王様ッ!
どうか落ち着いて下さい!
…共にAの幸せを願うと
誓ったではありませぬかッッ!!)」
壁 「(…確かに別人のようなあの姿。
敵地に忍び込むにも、
その美しい顔で皆騙されよう…。
だが、味方の男達を狂わせては意味がない!)
A殿!
…ここはひとまず我々に任せて、先に行かれよ!」
A「…?…分かりました。
(政にちゃんと、大人っぽくなってるか感想
聞きたかったな〜)」
扉から出て行くと、「大王様が御乱心じゃー!」とドタバタと叫び声が聞こえてくる。
A「あ、そうだ…。
みんなに挨拶しないと…」
ある意味で成長したのか、
自分のせいで騒ぎになってるのも知らずにスルーするスキルが異常に高くなったAだった。
⭐⭐
女兵士 「「「隊長、綺麗っーーーー♡♡」」」
A「……おっほん///」
部下である教え子たちを並べると、
みなキラキラと羨望の眼差しで、
Aを見つめてくる。
部下達も上手く村娘や商人の格好に変装していた。
その中でもAが姿を見せると、
一斉に黄色い声が上がる。
お遊びとはいえ、久しぶりに自分も
現場に出るとなると、少し恥ずかしい。
咳をしてごまかしながらも、話を続ける。
A「今日はあくまでも、
変装の実践を兼ねているが、主軸は護衛だ。
同じ秦国軍でも、気を抜かず大王様を
お守りするように」
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夏目 - 私も蒙恬推しなんで嬉しいです。もし蒙恬の子供ができた話も見てみたいです (2021年10月31日 7時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:09kokoa | 作成日時:2020年9月19日 10時