月下美人の君【蒙恬ルート.2】

永遠の愛をキミに誓う.3 ページ2

こんなにも自分を想ってくれるA。

俺だって…彼女が平和に過ごす為なら
命を捨ててでも戦う覚悟だった。
だか、それはAも同じだと気づく。


きっと…この愛する妻は、
一度決めたらその道を突き進むだろう。

頑固さも筋金入りだという事、
…嫌という程知っている。


はぁーーっと諦めたようにため息をつく。



蒙恬 「………わかった。でも条件がある。

まず、大王様とは出来るだけ
離れた距離でお触り禁止。



あと、他国の隠密とか…色を使った潜入も禁止！
色仕掛けも絶対だめ！！


あとは…危ない戦闘は部下に任せて…」





ツラツラと口が止まらないくらい
長い条件を言われる。これは、長くかかりそうだ。




A「ふふっ…。
本当に恬は、わたしのこと好きなんだからっ」


いつぞやの彼の台詞をお返ししてみる。



そうすると、
色々条件を考えていた彼の思考が止まり、
こちらに向き直った。



蒙恬 「当たり前でしょ。
A一筋で何年だと思ってるの。


……そんなこと言う悪い子には、
いまからたっぷりお仕置きしないとね。」



突如、色っぽい顔つきになる彼の方が
よっぽど悪い子だ。



これは、捕まったら危ないと走り出すと
彼も負けじと追いかけてくる。
…いつの間にか、笑顔でじゃれあう二人。




この幸せが永遠に続きますように。




父上

わたし、この人と幸せになりますーーー

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