検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:63,694 hit

求愛.3 ページ38

A「…っ…賁ッ…くんっ」

真っ白でやわらかい極上の肌。

紅潮した頬に、潤んだ瞳。

普段は天真爛漫な純粋な彼女が、服を脱ぐだけで

男を誘う妖艶な色香を撒き散らす。

思わず喉が上下に動く。

ぞくぞくと熱いものが背筋に走る。

俺のものだと言わんばかりに、全身につけた

愛の華をまた刻みつける。

王賁 「…ッ…Aっ!…」

槍のように、彼女がイイと思う部分を意識して

正確に何度も突くと、その快楽におかしくなって

気絶してしまうのがお決まりだった。


A「……賁っ!…賁くんっ…!!」


目に入れてもきっと痛くない程、可愛らしい顔で

甘い声で俺の名を呼ぶ、Aが何よりも愛しい。

熱に浮かされ、それでも必死にこちらに

手を伸ばしてくる。



王賁も答えるように手を伸ばしたーーーー







「賁……賁っ、…賁…さま」


王賁 「……?」


番陽 「賁様っー!!!

もうすでに日が回っておりますぞ!!

お身体の具合でもどこか悪うございますか?!」


王賁 「……番陽……(夢、か…)」


伸ばした手は空を切って、地に落ちていた。


隣を見ても…


そこには誰もいない。




はぁーとため息を吐きながら、「問題ない」と告げて朝の支度をする。寝過ごしてしまった分は、何処かで時間を調節して挽回するしかなかった。


Aと初めて結ばれてから、

幼少期から我慢して来たものが、
一気に吹き飛ぶように
欲望が絶えず押し寄せてくる。

近頃は、制御できなくなる所まで来ていたのが
王賁の悩みだった。



いけないと思っても、

彼女に逢いたくなる。



逢って、抱擁して接吻して、一晩中でも

彼女の肌を堪能していたい。


そんな邪心を振り払うように、槍を振るが

一向にこの煩悩は消えてくれない。


思春期の男の身体の作りなのだろうか…。


彼女を見るだけで、

身体が燃え上がってしょうがない。


王賁 「…番陽、Aはどこだ」


番陽 「A様でございますか?

…はて、
今日当家にくるご用事は伺っておりませんが…」


王賁 「…………逢いに行くぞ。支度しろ」


番陽 「っ?!…賁様!行けませんぞ!


積年の想いが実ったからと言って、まだお二人

恋人同士の身。

あまり、頻繁にお会いになるのは
賁様の為にならぬと思いますが…」


王賁 「なぜだ?

…次に父上が帰還した際に、

結婚の許しを貰いにいく。

…A以外との女には興味がない」

求愛.4→←求愛.2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:キングダム , 夢小説 , 王賁
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

09kokoa(プロフ) - kwkさん» kwkさん!ありがとうございます!嬉しいです。頑張って更新していきますね! (2020年10月15日 20時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
kwk(プロフ) - 楽しくなって夢中になって読んでます。大変やと思いますが…更新楽しみにしています!!頑張って下さい!! (2020年10月15日 9時) (レス) id: d400d18c11 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» さあやさん、コメントありがとうございます!さあやさんの作品も大好きです〜! (2020年10月14日 11時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 王賁ルート待ってましたっ!更新楽しみにしてます〜!! (2020年10月13日 15時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:09kokoa | 作成日時:2020年9月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。