Only you can make me happy or cry.2 ページ34
だが、涙を流す彼女を見て…自分がした事が傷つけてしまったと激しく後悔した王賁。
冷水をかけられたような気分だった。
王賁 「なぜ、力を使わない？
…俺を殴ってでも今度からは止めて欲しい。
お前の前だと、感情を抑えられないみたいだ。
傷つけてすまない…」
そう悲しそうに謝って、離れていく王賁の体を
思わず抱きしめた。
嫌なんかじゃない…むしろ、同じように
Aも感情をコントロールできないのだ。
A「賁の前では、一人の女の子でいたいの。
それに……嫌っ…じゃない…。
むしろ、賁に触ってもらえて………嬉しい///」
照れる顔を見られたくなくて、王賁の胸にグリグリと頭を擦り付ける。
想っていることを、
言うだけでこんな恥ずかしいなんて…。
王賁 「……ッ…A。
これ以上煽るな…。
お前を無理にでも、
自分のモノにしてしまいそうだ」
触ってもらえて嬉しいなんて…王賁に淫らな女だと嫌われたらどうしようかと心配していたが、
目の前に戻ってきてくれた王賁は、
恋する男の顔をしていた。
A「…私が好きな男は
これからも、この先も賁だけだよ…。
だから…
私を、賁だけのものにして……？」
その熱い瞳も、Aだけを求めてくれる唇も
全てが愛おしくて、色っぽかった。
Aの言葉に救われる自分がいる。
…お前を求めるのは、俺だけじゃないのだと、
どんな自分でも、受け入れてくれる彼女が
心の底から愛おしい。
愛しくて、愛しくて…堪らない。
王賁 「…A。
世界で一番、お前を愛してる…」
A「…私も。愛してる…賁…」
どちらともなく、お互いに深くキスを交わし合い、
愛に溺れていく。
初めての経験に目を白黒させながら、
必死で王賁を受け入れるA。
Aが苦しくないように、
時間をかけ、愛を交わし、肌を重ねた。
お互いが初めて男と、女を知った時、
一つになった喜びが胸を満たしてやまない。
「人を愛する」いう事が
これほど幸せな感情だったとは知らなかった。
揺さぶられながら自分の名前を呼ぶAが
可愛らしいくて、
自分が理性的な人間であると自信を持っていたが
プライドが崩れ落ちるように、
最後は本能のままAを抱いた。
お互いに、はじめて体感した
愛する喜び。
愛される喜び。
そして、一つになる幸せ。
一人孤高な道を生きてきた俺にとって
A…お前が俺の帰る場所だったんだ。
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09kokoa(プロフ) - kwkさん» kwkさん！ありがとうございます！嬉しいです。頑張って更新していきますね！ (2020年10月15日 20時) (
レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
kwk(プロフ) - 楽しくなって夢中になって読んでます。大変やと思いますが…更新楽しみにしています！！頑張って下さい！！ (2020年10月15日 9時) (レス) id: d400d18c11 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» さあやさん、コメントありがとうございます！さあやさんの作品も大好きです〜！ (2020年10月14日 11時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 王賁ルート待ってましたっ！更新楽しみにしてます〜！！ (2020年10月13日 15時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年9月13日 23時
