検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:63,474 hit

嫉妬の行方.3 ページ3

ことの発端は、「飲めば戦闘力のレベルが2倍になる」という幻の酒を一口飲んでからだった。


A「ぷは〜っ……///
あれ〜これでレベル5倍くらいなったかな?
…ひっく///」


真っ赤になりながらも、予想以上に飲むAに慌てる番陽。そういえば、この娘は妙な所で頑張り屋さんだったと思い出す。


番陽 「A様…っ。そんなに飲んでは……!」


A「番陽さんもいっぱい飲まないと〜!

おうほんくんを、守れましぇんよっ〜!」



ズイッ……と力強く顔の前に突き付けられる盃。

自分でいった手前
…飲まないわけにはいかなかった。


番陽 「では、いただきます!
(賁様…お許しを!)」

A「おおー!いい飲みぷりれす〜!」


もはや、舌も回っていないAに素面の玉鳳隊の兵士たちは、この後どうなるかハラハラと案じていた。

番陽 「ぷはぁーー!!///

賁様にはもう少し、
素直になって頂きたいものです……」

強いアルコールに、珍しく普段言わない心の内を漏らしてしまう。



A「でも、おうほんくんって〜、

見てて分かりやすいから
素直じゃないところが、逆に可愛いですよね!」


番陽 「A様ッ!
そのように思ってくださったとはッ!!

ふぐぅぅ…!!」涙


A「番陽さんのことも大好きなんですよ〜!

だって、すぐ困ったことがあると
『番陽はどこだ!、番陽を呼べ!』って言うのが
お決まりなんですっ!かわいー♡」


兵士達 「「…(賁様のモノマネをするA様の姿が、逆に可愛い!)」」


酒は飲めずとも、目の前には憧れのAがいることで皆癒されていた。


番陽 「…賁様がそのようなことを言っていたとは…。」涙


A「ひっく…!
だから、もっと強くなって一緒に
おうほんくんを守りましょー!ばんよーさん!」


番陽 「A様ッ!!泣
……どれもう一杯!!」


お互いに飲ませ合いになったと思ったら、
周りを置いてきぼりに、
Aと番陽の二人だけで盛り上がり始める。

…もはや、酔っ払いの二人を見守る
シラフの兵士たちというシュールな光景である。


兵士 「……(俺たちも飲みたい…)」

兵士 「……(賁様!
早く帰ってきて下され!!)」

兵士たちは皆、王賁の帰りを心から願うのだった。

仲直りの方法→←嫉妬の行方.2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:キングダム , 夢小説 , 王賁
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

09kokoa(プロフ) - kwkさん» kwkさん!ありがとうございます!嬉しいです。頑張って更新していきますね! (2020年10月15日 20時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
kwk(プロフ) - 楽しくなって夢中になって読んでます。大変やと思いますが…更新楽しみにしています!!頑張って下さい!! (2020年10月15日 9時) (レス) id: d400d18c11 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» さあやさん、コメントありがとうございます!さあやさんの作品も大好きです〜! (2020年10月14日 11時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 王賁ルート待ってましたっ!更新楽しみにしてます〜!! (2020年10月13日 15時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:09kokoa | 作成日時:2020年9月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。