【玉鳳隊】Rhythm of the Night ページ6
一般兵士が立ち上がって熱狂する中、歌は終わりAが中央に戻って一礼する。
まだ収まらない興奮に、男達は声を上げ、金や宝石を高らかに上げ、少しでもAの視線を独占しようとした。
踊り子たち舞台から下がり、曲も穏やかなものに切り替わる。
興奮を鎮めようと、皆酒を煽った。
それは、王賁も同じことである。
精鋭達はみな、
どうだったか言おうと口を開いた瞬間ーーー
コツンっー
王賁が酒を置いて、前を向くと真っ白で細身の足が生々しく目に入る。
視線を上に上げていくと、髪を下ろし、胸元が大きく開き、背中が丸見えなのに、どこか白くて上品な服を着たAがいた。
先ほどの衣装とはまた違った雰囲気に、王賁はドクンっと心臓を鳴らす。
その時、Aが微笑んで手を伸ばした。
いつの間にか曲も激しく、静まったかと思った熱気は復活していた。
A「……王賁くん」
それは中央の舞台までのダンスの誘いだった。
突然のことで、目を白黒させる王賁は部下の目もあり、「俺はいかないぞ」と断る。
そうすると、くるっと兵士達の方に向かって残念がってみせる。同時に兵士達から「あぁぁー」とため息が出る。
途端に兵士達から「若君！」「若様！」と声援が起こり、関常も「これも勉強になりますぞ！」と面白半分で王賁を突く。
会場中から「若君コール」が鳴り止まないなか、照れからか顔を赤くした王賁はどうしたらいいか困っていた所、Aがその手を掴んだ。
A「…踊ろう！」
王賁 「…ッ！！」
兵士達 「「「ワァァァァァッーー！！」」」
そう言って魅了的なAに引っ張られ、もうどうにでもなれ…と足を進めた王賁に、会場中の兵士達はさらに飛び上がって歓声を上げた。
同じように壇上にいた関常や精鋭達にも、踊り子がつき全員が中央に集まって踊り出した。
踊ると言っても、どうしたらいいのかわからない王賁だったが、Aにリードされ、回されたり、
Aが首に手を回しできたら、腰を手を当てて一緒に揺れるのだった。
もう兵士達も上下関係なく、勢いのある音に任せて踊り狂う。
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もち - どれもすごく素敵です！月下美人の華は何処から見れるんでしょうか？ (2022年2月27日 13時) (
レス) id: f3ae2947c0 (このIDを非表示/違反報告)
テク - 楽華隊のリハーサルも、みてみたいです (2021年11月30日 20時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
凌 - 李牧、舜水樹、紫伯のお話をお願いします。 (2020年8月29日 22時) (レス) id: 0f75895f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月16日 12時
