85 ページ38
「ほら、はーやーくー!」
大学が終わったと同時に一目散に絵梨と2人でそれぞれの迎えの車に乗りこみ、お店に向かう。
店は平日でもかなり繁盛していて観光客がたくさんいた。
絵「よし!決めた!臣たちは?どうするの?」
と聞いたが、ケンチも臣くんも勤務中だから食べないとのこと。
パンケーキが来るまで絵梨と2人で話して、それを聞きつつも周囲への警戒を劣らないSP2人。
絵「なんか固っ苦しいね…」
ケ「これが本来のSPの姿ですよ」
困ったような笑みを浮かべるケンチ。
臣「いざって時は2人の盾になんなくちゃいけないですしね」
(盾…)
その言葉には重みがあって自分の命を投げ打ってでも守るのが彼らの仕事というのがひしひしと伝わってくる。
(いざという時この人達がいなくなることもあるってことだよね…)
毎日一緒にいるのが当たり前で出かけたりわがままに付き合ってもらったりとしていて忘れてたけどこの人達はSPであって執事ではない。
絵「パンケーキきたー!食べよって…Aどうしたの?」
「…え?あ、ごめん。やだ、私なんで泣いてんだろ…笑」
気づかないうちにポロポロと涙を流していた。
ケンチや敬浩が突然、二度と会えなくなったらということを考えたら悲しくなって泣いてしまった。
「よし!食べよう!笑」
無理に笑って絵梨と2人で食べ始める。
隣に座っているケンチが不安そうな顔をしているのには気付かないふりをして。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←84
135人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月夜 - とても面白いです。私も二階堂のお話が読みたいです。 (2019年2月11日 21時) (レス) id: 226362e8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく読まさせていただいてます!新しいお話、二階堂のお話読みたいです!よかったらお願いします!!! (2017年11月29日 17時) (レス) id: 92bf92977f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼唯 | 作成日時:2017年8月25日 19時