検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:26,585 hit

83 ページ36

その日は急遽、家族でこれからのことを色々話した。


とりあえず犯人が捕まるまでは各々気をつけること。SPとすぐ連絡が取れるようにしておくこと。帰りは寄り道せずにすぐ帰ってくること。


(なーんか、窮屈な生活になっちゃうな〜)


話が終わって部屋に戻る時も後ろにはケンチ。なんだけどただならぬ緊張感がひしひしと伝わってくる。


「ね、ねぇ、ケンチ…明日行きたいところがあるんだけど…ダメ?」


ケ「場所によりますね…どこですか?」


「…国道沿いのパンケーキ屋さん。江ノ島の入口にあるあそこ」


そう告げるとうーんと頭を悩ますケンチ。


「あ、で、でもそんな急ぎじゃないから…いいよ」


ケ「いえ、行きましょう!」


「え!?いいの?!やったー!!」


ケ「最近息詰まる生活をしてもらっていましたしそのお詫びということで^^*」


「ありがと〜!絵梨とね前から話してて一緒に行こうって話してたんだけどこんな事になっちゃったじゃん?だから許可おりるか不安だったんだよね〜絵梨も明日一緒だからよろしくね^^*」


ケ「それはまた…にぎやかそうですね笑」


敬「いいこと聞いちゃった〜!!」


私の部屋のすぐ近くの曲がり角から敬浩がちらりと顔を覗かせている。


「…敬浩は連れていかないからね?」


敬「えぇ?!なんで?!」


「あのね〜、敬浩連れていくと絵梨のこと口説きまくるからこっちが疲れるの!しかも明日、登坂さんくるからもうめんどくさそうだからダーメ!」


敬「登坂っち来るなら俺絶対行きたいんですけど!?」


亮「おい、敬浩。A。うるさいぞー」


私の部屋の向かいの部屋から亮太兄さんが出てくる。


敬「だって聞いてくださいよ〜、明日お嬢様、ケンチくん連れてパンケーキ食べに行くんですよ?俺も行きたいっす!」


亮「またそんなんかよ笑 てか敬浩、お前明日俺の迎えは?明日15:00には終わるぞ?」


「私達、大学の帰り行くから時間かぶるね…笑 ドンマイ!笑」


敬「えー!じゃあケンチくん代わってください!」


ケ「えっと…」


「ダメー!!!」


ケンチの事だからいいですよとか言いかねないからケンチが答える前に遮る。


「敬浩はしっかり仕事する!!」


敬「でも、俺、お嬢様の担当だし…」


「元でしょ!今はケンチだけだから!ケンチ行くよ!」


呆然としてるケンチの手を取ってそそくさと部屋に入る。

84→←82



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
設定タグ:EXILE , 橘ケンチ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月夜 - とても面白いです。私も二階堂のお話が読みたいです。 (2019年2月11日 21時) (レス) id: 226362e8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく読まさせていただいてます!新しいお話、二階堂のお話読みたいです!よかったらお願いします!!! (2017年11月29日 17時) (レス) id: 92bf92977f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼唯 | 作成日時:2017年8月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。