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〜your side〜


真っ暗なところにいる。


「ここ、どこ…?ケンチ?敬浩?良平くん?篤志さん?いないの…?」


どれだけ声を出しても自分の声しか響かない。


「みんなどこよ…」


右も左も分からない中歩いてみる。


そしたら、見覚えのある後ろ姿。


でも、ケンチでも敬浩でも良平くんでも篤志さんでもない人。


思い当たる人はただ1人。


「……涼真く…ん?」


くるっと振り向いた顔はやはり彼だった。


だが、その瞳に私は写っていない。


「涼真くん!!私だよ!!Aだよ!!」


さっきよりも大きな声で呼んでるのに彼は何も言わない。ただ、じっと私のことを見ているだけ。


そして、また前を向いて歩いていってしまう。


「!!待って!涼真くん!!」


私は必死に追いかけるが一向に追いつかない。むしろ置いていかれてしまっている。


そして、彼の姿は見えなくなってしまった。


「涼真…く…ん…」


膝から崩れ落ちるように私はその場に座り込む。


?「お嬢様!!」


泣きじゃくる私を呼ぶ誰かの声が聞こえる。


.





.





気がつくと部屋にはケンチがいた。


その顔は心配そうな顔をしていた。


(あ、私寝てたんだ…)


気が付かないうちに寝てしまっていたらしい。


ケ「お食事、どうしますか?」


さっきまでお腹がすいてたのに今は全くお腹がすいてない。


渋谷ちゃんには申し訳ないけど夕食は遠慮させてもらった。


ケンチが部屋を出ていきまた部屋は私ひとりの空間になった。


「嫌な夢見たな……」


夢の中の彼は以前のような様子が全くなかった。


(まだ、怒ってる……に決まってるよね…)


そしてまた私は1人過去の柵に絡まれる。


この柵がなくなることは絶対にない…………

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月夜 - とても面白いです。私も二階堂のお話が読みたいです。 (2019年2月11日 21時) (レス) id: 226362e8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく読まさせていただいてます!新しいお話、二階堂のお話読みたいです!よかったらお願いします!!! (2017年11月29日 17時) (レス) id: 92bf92977f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼唯 | 作成日時:2017年8月25日 19時

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