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さっきまでのおちゃらけた雰囲気から一転。


真面目な顔付きをしている。


「どうって…?」


啓「…男として?」


なんとも答えにくいことを…


「…かっこいいなーって思うよ」


啓「付き合いたいなーとかは?」


「……それは、」


バン!!!!



ケ「啓司!!!!!」


すごい勢いで私の部屋に入ってくるケンチ。


啓「うわ、ケンチ空気読めよ〜笑 いい雰囲気が台無しじゃん笑」


ケ「雰囲気とか言ってる場合か!というか、なんでお嬢様に寝癖直してもらってるんだよ!」


「いいのいいの、ケンチ^^* 人の髪の毛いじるの楽しいし」


啓「で、どした?」


ケ「いくら経ってもお嬢様も降りてこない、しかも啓司まで降りてこないってなったから心配できたんだよ!」


啓「へぇ〜、心配ね〜笑 何に対してのかね〜」ニヤリ


まるでケンチを試すような感じの少し挑発的な言い方をする啓司さん。


ケ「…とにかく、啓司は早く降りてこい。お嬢様は支度が整い次第で構いませんので…」


その挑発には乗らず、淡々としていた。


啓「ケンチのやつ騙されたと思ってんだろうな〜笑」


よいしょっと啓司さんは椅子から立ち上がり、


啓「さてと、じゃ下行くか〜 お嬢様、髪の毛ありがとうございました^^*」


そう言ってドアに向かう。


そして、ドアノブに手をかけてあ、そうそうと言いながらこちらを振り向き、


啓「さっきの答えまた聞かせてくださいね〜^^*」


「へ…?」


啓「んじゃ、また笑」


バタンとドアが閉められ、また一人の空間になる。


「はぁ…」


その場にヘタと座り込む。


(なんて事をいいそうになったんだろ…)


SPと保護対象。絶対に私情を挟んではいけない関係。


そこに私情が挟まってしまったらこの関係はなしになってしまう。


「…気持ちを隠しきらないと…」


つい先日、これが恋だと自覚したというのに隠さなければいけないなんて皮肉すぎる。


でも、ずっと一緒にいたいなら仕方が無い。


そんな複雑な私の心とは正反対に窓からの太陽の日差しは憎いほどとても明るかった。

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月夜 - とても面白いです。私も二階堂のお話が読みたいです。 (2019年2月11日 21時) (レス) id: 226362e8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく読まさせていただいてます!新しいお話、二階堂のお話読みたいです!よかったらお願いします!!! (2017年11月29日 17時) (レス) id: 92bf92977f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼唯 | 作成日時:2017年8月25日 19時

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