face 48 ページ48
Aとの関係を終わらせた。
これで本当に会えなくなるし、笑顔も見れなくなる。
本当に好きなのに別れなくちゃいけない運命って…
なんかの童話みたいだな。
最後には笑って欲しかったのに、泣かせちゃったな…
ごめんね。本当に。
「ヒョン！」
後ろから聞こえる声。
振り向くと、セフンがこちらへ走ってきていた。
「…はぁ、はぁ。ヒョン、ごめんね、話したいことあったからさ。」
「別に平気。どしたの？」
「えっと…あれ？ヒョン、泣いた？
目が赤くなってるけど。」
「ううん。別に。で、何？」
「あぁ、別に俺が用事ってわけでもないんだけどさ、サラヌナが探してたから。」
「あいつの本性見えたからこの前きつく言ったんだ。まだ何か言うことがあるのか？」
「サラヌナ…じぶんがいらない存在にされるのが怖くて、無理やり引き止めたかったんだって。
でも、もうそんなのやめるって言ってたよ？」
「それならいい…じゃあ俺行くから。」
「ヒョン！何かあったんでしょ。
さっきから態度おかしいし、何に急いでるの？」
「この後会議なんだ。
それに、俺はいつも通りだから。
じゃあな、セフン…」
セフンへ作り笑いを向けて
去ろうとした。
何１つ納得のいってないような顔でこちらを見ているんだろう、まだ。
セフン…Aのこと傷つけるなよ？
きゃははははは
はははっ…
え、、？
突然頭の中に流れてきた男の子の声…
これ前にも聞いたことあるような？
この男の子の声は誰？
これは…俺の声？
そして一緒にいる子はどこかで見たことあるような顔つきの可愛らしい子だ。
サラでもない、誰だ？
名前もわからないこの子と
確かに遊んだ記憶があるような…
誰なんだ？名前がわからないんじゃ、探しようがないな。
くっ。頭がいたい…
はぁ、、はぁ、、
…はは。
今度は誰を落としに行こうか。
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作者名：プディン | 作成日時：2016年7月2日 12時
