spare～もう一つの顔～ (ページ14)

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「嫌われることはないんじゃない？ホンビンさん、Aを見る目が他の違うから。」

突然言葉を発したジョンインに驚いて涙が止まる

え？ジョンイン？

「心配しなくても嫌われてるはずないから。あと…先いっとくね、俺Aのこと好き」

、、、、え？
待って、なんて言ったの？さっき…

わたしのことを…すき！？

「…はぁ、まったく気づいてなかったんだな、そういう鈍感なとこも好きだけど。」

嬉しそうに笑ってわたしのほおをつねるジョンイン
ねぇ、ほんとにわたしのこと好きなの？

「パボなAが気づくわけないじゃない。でも今言うなんて、A、困ってるじゃない。」

ユナは少し心配そうな顔でこちらを見る。
え、、ジョンインは大事な友達だと思ってた、、

「わったし…あの…ジョンインは大事な友達だと思ってたの、それに…ホンビンさんが好きだから、ジョンインのことそんな風に見れないよ。」

「それでもいいよ、たとえ誰かを好きでも、大事な友達だと思ってても、俺のこと男として見て意識してくれればいい」

柔らかく笑って頭を撫でるのなんて、反則。
そんな優しい言葉…抱きつきたくなっちゃうよ…

「でも、意識しすぎて、俺のこと避けるとかやめてくれよ？どっかの少女漫画じゃないんだからさ。」

「しない、けど…意識するって言っても恋人のするようなことはしないよね？」

わたしの質問に一瞬間が空く
え、考えるような質問だった？

「しないに決まってるじゃん…友達以上恋人未満みたいな、そんな関係でいい、ただ友達以上に見て欲しかったんだ」

初めてジョンインの本音を聞いた気がした。
わたし…そんなに愛されてるんだな

「ありがとう、好きになってくれて…傷つけちゃうかもだけど、その時は。」

「その時は黙って現実を受け入れるから、お前は何も心配しなくて大丈夫。」

「ふぅーん、そういう時わたしに泣きついてくる奴が何言ってんだか、A、強がってかっこつけてるだけだから、鵜呑みにしないでね」

ユナの言葉に一気に緊張が解ける。
やっぱさすがだなぁ、ユナは

「おい、ユナ！別に平気だし！」

「どーだか、泣きついてきたってあんたの慰め役なんて誰がやるかっての！」

「ふふ、ユナ、面白い。」

いつもの私たちの関係が一番心地よい。
だから…ごめんね…ジョンイン。