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謝りたい。
そう思ってもあれからジョンインさんは、姿を見せる気配すらない。
酷いことを言ったのはわかってるけど…ここまで避けられたら辛いな…
ガラララララ
「Aさん、身体の調子はどう？」
「あ、看護師さん！実はまだ少し痛むんですけど、ちょっと歩いてもいいですか？」
「うーん、良いって言ってあげたいけど…完全じゃない限り、病院側としては簡単に頷けないのよね。」
「そこをどうかお願いします、探してる人がいて…」
「探してる人？誰を探してるの？」
「私の隣にいたキムジョンインさんです。伝えたいことがあって。」
看護師さんは困ったように眉を寄せる。
…無理なお願いだけど、聞いてくれないかな。
「じゃあわたしが彼を見かけたら、あなたの病室に来るよう言っとくから、だから今は自分の体の事を考えなさい。」
「…でも彼は、わたしが待ってるって知ったら…来ないと思うんです。だから、やっぱりわたしが直接言いたくて…」
「Aさん…あなた、今の自分の表情に気づいてる？」
「…え？」
「もどかしくてたまらないって感じ。一刻も早く、彼に会いたいのね。」
ニコッと笑う看護師さんの言葉に、途端に顔が赤くなるのがわかる。
…会いたいわけじゃなくて、ただ謝りたいだけで…
「…ち、ちがいますっ…！
謝りたいことがあるだけで…彼に会いたいわけでは…」
「動揺しちゃって…かわいいわね。
別にからかいたいわけじゃないのよ、あなたの反応見てたら、昔を思い出してね。」
「…そうなんですか。」
「特別許可をあげる。今から1時間だけ、探しても良いわよ。ただし担当医のホン先生には見つからないようにね。」
諦めかけていたが、看護師さんの言葉にばっと顔を上げる。
「…ありがとうございます！！」
「いいのいいの、あなたの必死な姿見てたら…頷くしかないじゃない笑」
「本当にありがとうございます、気をつけて探してきますね。」
ゆっくり体を動かし、ベッドから降りる。
少しずきっとする体を労わりながら、そっと病室を出た。
「…やっぱり、必死じゃない。」
「ジョンインくん、よかったわね。」
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プディン(プロフ) - ライオンさんさん» ご感想ありがとうございます！大好きと言っていただけるなんて…本当に嬉しいです！更新頑張りますので、これからも応援していただけると嬉しいです。 (2018年3月10日 18時) (
レス) id: 04970d848d (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさん - この様な小説大好きです！これからも更新頑張ってくださいね！ (2018年2月8日 18時) (レス) id: 163b1cba9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プディン | 作成日時：2017年8月13日 15時
