裏マネの業務。 **

47.梟谷バレー部はこういう連中 ページ47

、






音駒バレー部員とあまりにも違いすぎる









「なぁ！お前赤葦どうやって落としたんだよ！」



「今更だけどそんな顔面酷いのか？」



「Aさんやりますね、その見た目で…！」



「いやぁ人は見かけによらないよなぁ」



「……美女と野獣だな、正しく」













木葉さんの拡散能力とお喋り能力はどうなってんだ、部活始まる前なのに既に情報行き渡ってやがる




そしてそれに触れない優しさよりも、好奇心が勝るうちのバレー部はどうかしてんな



音駒バレー部員と話してよーく分かった。













「なぁ、お前からチューしたの！？」


「バッカ、赤葦からしたって言ったろ木兎」


「うっわすげぇな！」


「マジで付き合ってんの？それとも遊び？」


「小見さん、後ろついて来ないで下さい」













スタスタスタ早足で進めば進むほど、奴らはピーチクパーチク言いながら付いてくる



邪魔だなオイ！モップ掛け始めるのに本当邪魔。



いっそモップで轢いてやろうか













「なぁなぁキスマーク付けてたって事は何。大人の階段登った？」



「セクハラなんですけど木葉さん」



「いやでも、あかーしモテんのに何でお前？？」



「知りませんけど。」





「「「見た目も態度も可愛くねぇ」」」















ぶっ飛ばすぞ、お前ら。













「話やすくはなったけどなー！」


「恐怖心より同情心が芽生えましたしね…」


「尾長が言った事が全てだわ」





「それより！赤葦は、どこですか？」


「……お？何？寂しくなっちゃった？？」












そんなわけ無いだろ、単純にこのメンバー揃ってて何であいつが居ないのかが気になっただけ。



切実にストッパーが今、私は欲しいしな…。












「女子からの呼び出しがどうとかで、居ないけど」


「……呼び、出し？」












あぁ、まぁモテるもんね。知ってる。


けど何か。












「お、まさか嫉妬……、」


「赤葦、どこに居ます？」


「は？…あー、屋上の階段の所だってさ」


「呼んできますので後お願いします。」


「えっモップ掛け俺ら！！？」












その後の騒がしい体育館なんて、


私は知らない。

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