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ニット帽作りを再開すると､またノックが聞こえた｡
『はーい』
em「失礼します｡Aさん､ゾムさんがまたいなくなって」
『あぁ､彼は……』
zm「チッスチッス!!」
Aの部屋のダクトからタイミング良くゾムが降りてきた｡
『もう､またダクトを通って……』
zm「その割には驚いてないな」
『気付いてましたから』
zm「面白くないな〜」
杖を振るってゾムの服に付いていた
em「分からない所を聞こうと思ったのに……」
zm「俺よりトントンかAの方がええやろ?」
『それでエーミール君は何が分からなかったの?』
em「えっとー……」
エーミールは持ってきた本を広げてペガサスの話を聞いた｡
em「ペガサスはメドゥーサの血から生まれたって書いてあったんやけど､どうしてかなって……?」
『そう｡メドゥーサについての話は読みましたか?』
em「はい｡海の神・ポセイドンの愛人で､ペガサスは2人の間に生まれたって……」
『ではエーミール君､ポセイドンについての話は読みましたか?』
em「えっ?ポセイドンは海の神だから関係ないんじゃ……?」
『フフッ､それはどうかな?』
彼女がクスクスと笑っている事に首を傾げたが､彼はポセイドンについて調べ始めた｡
em(えっと……ポセイドンは海と地震を司る神｡古くはペラスゴイ人に崇拝された大地の神であったと考えられ､異名の1つに『大地を揺らす神』と言うものがある｡また……………馬との関わりが深く､『兢馬の守護神』として崇められた!?)
em「Aさん!見付けました!!」
『フフッ､関係あったでしょ?』
em「はい!」
謎が解けて喜ぶエーミールを褒めるように撫でると､またまたノックが聞こえた｡
『はーい』
rbr「邪魔するでー」
sya「邪魔するなら帰ってー」
rbr「あーい……って､何でやねん!!」
部屋に入って来た筈なのに吸血鬼の一言により踵を返したが､直ぐに振り返って突っ込んだ｡
『フフッ､どうしたの?』
rbr「あぁ……」
ロボロはAの傍まで寄って､誰にも聞かれないようにヒソヒソと話した｡
『そう｡ありがとう､ロボロさん』
車椅子に座っている為､大体同じ目線にいる彼の頭を撫でた｡
『体調が戻ったら早速調べてみるよ』
rbr「っ……ぅん」
sn「Aちゃ〜ん!薬忘れとるよ〜」
ロボロを慰めているとしんぺい神が薬が入った 紙袋を持って入って来た｡
『あ､ありがとう』
薬を受け取ると､トントンが水を持ってきてくれて薬を飲んだ｡
.
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四つ葉クローバー(プロフ) - 月影さん» 分かりました｡了承致しましたので､コメントを消して構いません｡ (2021年1月26日 13時) (
レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 月影さん» わざわざありがとうございます｡ (2021年1月26日 13時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - コメント失礼します。大好きなお話なので失礼ながらTwitterをフォローさせて頂きました。((コメントでお知らせするような事じゃないのにコメント枠を使ってすみません…。 (2021年1月26日 12時) (レス) id: a849c9dada (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - (名前)ユリさん» ありがとうございます｡遅い更新ですが､応援宜しくお願い致します｡ (2021年1月16日 6時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ユリ(プロフ) - とても面白くて、見入ってしまいました！続きの更新待ってます！ (2021年1月16日 0時) (レス) id: e736ebf83c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2019年5月26日 12時
