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鏡を抜けた先はとある部屋であった｡
後ろを振り返るとあの鏡の
その事にホッと安堵し､近くにあった黒いカーテンのような垂れ幕のような物をすり抜けた｡
(何､此処……?)
其処には数々の黒い棺があり､黒いローブを纏った者達が中央に浮かぶ黒い鏡を囲んでいた｡
(何かの､宗教団体……?)
そんな事が頭に
恐怖でしかないその場所から早く出たくなり､彼女はキーボードを出してコマンドを打ち始めた｡
(死神くん､気付いて……)
そう願いつつ､Enterキーを押した｡
『……』
暫くするとローブを纏った者達の頭上にAと同じようにスペクテイターになった者がフワフワと浮かんだ｡
『死神くん』
Aが小声でそう呼んだ｡
ｼﾆｶﾞﾐ｢!｣
紫色のショートヘアに可愛らしい
大声で彼女の名前を呼ぼうとしたが､周りに気付いて両手で自身の口を抑えた｡
『……無事で良かった』
彼の傍まで浮かび､小声で話した｡
『帰って来ないから､心配していたのですよ?』
ｼﾆｶﾞﾐ｢すみません､気になって進んでたら鏡の場所が分からなくなって……｣
『暗かったからね……｡こっちもどうやら夜みたいですし……』
死神にイヤホンマイクを渡し､窓の外を見ると現世と同じく綺麗な満月の夜であった｡
そして上から彼等を観察してみた｡
(まさか何処かの部屋に繋がっているとは……｡何時もなら大抵は外だったり､最悪の場合は洞窟の中や海の上だったりとランダムの筈……)
そう思っていると､死神が袖を引っ張ってきた｡
ｼﾆｶﾞﾐ｢Aさん､帰りましょう｣
『……そうですね､私も此処に長居はしたくない』
鏡があった場所を探すように黒いカーテンをすり抜けていく｡
??｢──さ､これで入学式と寮分けは終わりかな?｣
『!』
ローブを纏った者達がお喋りをする騒音の中､1人の声が響いた｡
??｢いいかい新入生達｡ハーツラビュル寮ではボクが
(入学式､寮分け､新入生……もしかして､此処は寮生の学校なのかな?)
ｼﾆｶﾞﾐ｢Aさん､鏡見付けましたよ｣
『ぁ､今行くよ』
.
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年4月7日 0時) (
レス) @page40 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - runvaさん» ありがとうございます｡自分のペースでこの作品を進めていきますので､応援宜しくお願い致します｡ (2021年12月31日 14時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
runva - 初めまして。マインクラフターの皆さんが出ている作品で長めのものは少ないためありがたいです！ 四つ葉さんのペースで更新頑張ってください。応援しています。 (2021年12月31日 14時) (レス) id: b1b697b532 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます｡ゆっくりですが､頑張って更新していきますので､応援宜しくお願い致します｡ (2021年9月30日 18時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 初めまして。面白いです。更新頑張ってください。応援しています。 (2021年9月30日 18時) (レス) @page9 id: 4b6a02972f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2021年9月25日 16時
