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蒼い炎が当たった者から声が聞こえ､ペンを構えるエースを止めた｡
その人物は地面に移った炎から離れ､インベントリから水が入った瓶を取り出して鎮火を始めた｡
『まさか､また消火活動をする羽目になるとは……』
そう言いながらフードを取ると､溜息を吐くAの姿があった｡
ｴｰｽ｢A!?真正面から炎に当たったけど､大丈夫なのか!?｣
『驚かせてごめんなさい｡間に入る前に耐火のポーションを飲んでいたから火傷とかの心配はありません』
ｴｰｽ｢っはぁ〜〜｡良かった〜｣
彼女の言葉にエースが安堵の息を吐くと､脱力したようにその場にしゃがみ込んでしまった｡
ｸﾛｳﾘｰ｢こらー!!何の騒ぎです!｣
ｴｰｽ｢あ……学園長……｣
騒ぎに気付いたクロウリーがメインストリートまで遣って来ていた｡
ｸﾛｳﾘｰ｢入学早々何の騒ぎですか!余程退学にされたいと見えます｣
ｴｰｽ｢ちょっ!それは勘弁!｣
『お待ち下さい､クロウリーさん』
ｸﾛｳﾘｰ｢Aさん､こんな所で何を?って､足元の焦げ跡は何なのですか!?｣
『説明致しますので落ち着いて下さい｡実は……』
彼女はクロウリーに昨夜の魔獣─グリムがまた侵入して炎を放った事､その炎から守るようにエースが魔法を使った事､騒動を止める為に身体を張った事を説明した｡
ｸﾛｳﾘｰ｢Aさん､何て無茶を……｣
『すみません､魔法が使えない私が魔法で私闘する者達を止めるには､これしか思い付かなくて……』
ｴｰｽ｢魔法が使えないのにポーション作れるって､変な世界だな｣
『貴方にとって普通ではなくても､私にとっては普通なのです』
そして彼女はクロウリーにお願いした｡
『エースくんは私を助ける為に魔法を使ったのです｡あのままでは何の効果を得ていない生身の私や他の生徒達にも危険が及びました｡なので､エースくんには何の非はありません｡退学はどうか考え直して下さい』
そう言って彼女は頭を下げた｡
ｸﾛｳﾘｰ｢でもですね〜……｣
『あの､それよりずっと気になっている事があるのですが……』
ｸﾛｳﾘｰ｢何ですか?｣
Aはクロウリーの傍に寄って､小声で話し始めた｡
『先程から保護した少女から睨まれて……』
ｸﾛｳﾘｰ｢……そのようですね｣
顔を動かさずに仮面の奥の瞳をチラリと動かすと妬ましく此方を睨むヒメがいた｡
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年4月7日 0時) (
レス) @page40 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - runvaさん» ありがとうございます｡自分のペースでこの作品を進めていきますので､応援宜しくお願い致します｡ (2021年12月31日 14時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
runva - 初めまして。マインクラフターの皆さんが出ている作品で長めのものは少ないためありがたいです！ 四つ葉さんのペースで更新頑張ってください。応援しています。 (2021年12月31日 14時) (レス) id: b1b697b532 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます｡ゆっくりですが､頑張って更新していきますので､応援宜しくお願い致します｡ (2021年9月30日 18時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 初めまして。面白いです。更新頑張ってください。応援しています。 (2021年9月30日 18時) (レス) @page9 id: 4b6a02972f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2021年9月25日 16時
