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溜息混じりに呟いて新しい服を杖を振るって作る｡
─
syp「っ……」
『目が覚めましたか?』
syp「っ……魔女さん」
竜の獣人はベッドに横になり､脇にはAがいた｡
syp「俺……?」
『……お風呂から上がった時に丁度くられ先生が通りかかったの』
syp「ぁ……」
竜の獣人は彼女の言葉を聞いて思い出した｡
くられ先生を見た辺りから記憶が曖昧だった｡
だが､グルッペンがAの名前を呼んだ時にハッと我に返ると驚く光景が視界に広がっていた｡
自身は何時の間にか竜に変化しており､走ってくる彼女の頭上に崩れた天井の瓦礫が落ちてきているのだ｡
Aは気付いてはおらず､このままでは彼女はと思った時には身体が動いていた｡
そして自身の翼を広げてAを瓦礫から護った｡
syp「ぁの､我を忘れてたとは言え屋敷を滅茶苦茶にしてすみません……」
『いいの､屋敷より君だよ｡無事で良かった……』
安心した顔でAは微笑んだ｡
『くられ先生も科学者だから竜の獣人さんが考えた通りの事をするかもしれないけど､彼は誰よりも安全第一を考える人だから……』
syp「ぅん……」
それでも不安は消えなかった｡
実験の為に相手が苦しんでも何とも思っていない奴等､それが科学者だと判断してしまう｡
『……』
何時の間にか布団で顔を隠す竜の獣人｡
布団の隙間から竜の角を覗かせた茶髪が出ている｡
そんな彼の頭を撫でてあげた｡
syp「!?」
『もし､くられ先生があの研究者と同じ事を言ってきたら､私や兄さん達に言って､ね?』
syp「……ッス」
竜の獣人の頭から手を離した｡
『今からご飯だけど召し上がりますか?』
syp「……くられ先生は?」
『あー､いるかも……｡席を外すように言おうか?』
syp「……いや､いいッス」
ベッドから起き上がった｡
syp「ぁの､付き添って貰ってもいいッスか?」
『いいわよ』
syp「後……自分はショッピッス」
『ではショッピ君､一緒に行きましょう』
syp「ッス」
廊下を歩いてダイニングへ向かう｡
gr「ショッピ､大丈夫か?」
入ると行き成りグルッペンに心配された｡
syp「心配を掛けました……」
その会話中にダイニングにいたくられ先生がそそくさと出て行こうとしていた｡
『くられ先生､ちょっと待って』
kr「えぇっ!?」
syp「っ……」
竜の獣人・ショッピはくられ先生を見て直ぐにAの背に隠れてしまった｡
syp「…………」
『ショッピ君､大丈夫だよ』
.
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四つ葉クローバー(プロフ) - Rainﾚｲﾝさん» 初の作品でしたからこんなものだと思いましたが,やはり悔しいですね.でも順位を気にせずお気に入りや評価をして気に入っていただける読者様がいらっしゃると思えば,自分にとって最高順位であります. (2020年6月7日 14時) (
レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
Rainﾚｲﾝ - え、過去最大30位？(;´･ω･)σ なにそれ･･･(*´∇｀*)ﾅﾆｿﾚｵｲｼｲﾉ? (2020年6月7日 13時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
猫城(プロフ) - 四つ葉クローバーさん» 魔嫁の世界観好きなので、こういう作品あるとテンション上がります(笑)これからも応援してます！ (2019年5月27日 12時) (レス) id: c9e0e83b86 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 猫城さん» はい､存じておりますが､人外とか幻獣とかはウツペディアで調べております｡ (2019年5月26日 23時) (レス) id: e3886e18fa (このIDを非表示/違反報告)
猫城(プロフ) - 四つ葉クローバーさん» もしかして、魔法使いの嫁知ってます？ (2019年5月26日 23時) (レス) id: 9789a8f487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2018年12月19日 21時
