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Aは杖を出して魔力を高めて研究所の室内の空間を探る｡
魔力を空気のように流して研究所の室内の壁にぶつけて室内の広さを探る｡
そして地下に1つの空間を見付けた｡
空気のように隙間から地下の空間に入り込んで､広さや形を探ってみると牢屋のような場所である事に気付いた｡
その牢屋の中にグッタリと横たわるモノの形も伝わった｡
『この研究所､地下に牢屋がある｡其処に恐らく竜の獣人さんが……』
gr「地下に隠していたのか……」
場所が分かると彼女達は研究所の扉をノックした｡
「はーい」
扉を開けてくれたのは助手らしき女性研究員であった｡
「あの､何のご用件で……?」
扉を支えながら用件を聞こうとしたが､Aは彼女を押し退けて中へと進んだ｡
彼女が驚いている間にグルッペンも同じように中へと進む｡
「ちょ､ちょっと!?」
A達を追い掛けて制止を促すが､無視をして地下へ続く場所を魔力で探る｡
そして床板の隙間に空気の流れを感じ取った｡
その床板には釘が打ち付けられてはなく､簡単に取り外せた｡
それを見た彼女は真っ青な顔をして上司を呼びに行ってしまった｡
そんな事も気にせずに床板を外すと､大人が通れる大きさの通路になり､傍には木の梯子が掛けられていた｡
地下へ下りると､其処は明かりがなく真っ暗で酷く冷え込んでいた｡
Aが魔力で宙に炎を操り､地下に明かりを照らした｡
すると其処には感じ取った牢屋があり､中には1人の男が倒れていた｡
茶髪の隙間から短い鹿の角が生え､ボロボロの服の隙間から
gr「ショッピ!!」
牢屋の彼は鉄格子の隙間から片腕を出した状態で固定されグッタリしていた｡
その固定された腕には幾つもの痛々しい注射の痕があった｡
牢屋の傍まで近付くと､彼の顔色は悪く真っ白で息も浅かった｡
『血を抜かれて貧血になっている……』
Aはしんぺい神から貰った増血剤の注射を出して､彼の腕に注射を打った｡
『早く此処から出してあげないと……』
「それは困りますね」
声が聞こえるとグルッペンが素早くA達を庇うように立った｡
Aも其方を向くと男の研究者が梯子の近くに立ってパイプのライフルのような武器を持っていた｡
(あれは……)
Aは何故か見覚えがあった｡
「その竜の獣人は研究に必要なんです｡勝手に連れて行かれては困りますね」
gr「彼は俺の仲間だ､何と言われようと返して貰うぞ」
.
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四つ葉クローバー(プロフ) - Rainﾚｲﾝさん» 初の作品でしたからこんなものだと思いましたが,やはり悔しいですね.でも順位を気にせずお気に入りや評価をして気に入っていただける読者様がいらっしゃると思えば,自分にとって最高順位であります. (2020年6月7日 14時) (
レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
Rainﾚｲﾝ - え、過去最大30位？(;´･ω･)σ なにそれ･･･(*´∇｀*)ﾅﾆｿﾚｵｲｼｲﾉ? (2020年6月7日 13時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
猫城(プロフ) - 四つ葉クローバーさん» 魔嫁の世界観好きなので、こういう作品あるとテンション上がります(笑)これからも応援してます！ (2019年5月27日 12時) (レス) id: c9e0e83b86 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 猫城さん» はい､存じておりますが､人外とか幻獣とかはウツペディアで調べております｡ (2019年5月26日 23時) (レス) id: e3886e18fa (このIDを非表示/違反報告)
猫城(プロフ) - 四つ葉クローバーさん» もしかして、魔法使いの嫁知ってます？ (2019年5月26日 23時) (レス) id: 9789a8f487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2018年12月19日 21時
