# ねぇ ページ2
・
長時間デスクに向かっていたので伸びて体の骨を鳴らす。
何時だっけと思いスマホで時間を確認すると、ロック画面に丁度12:00と表示された。
やっば……
朝8時出勤だよ？
なのにこんな時間まで残業してたとか…
はぁ…疲れたな
そんな事を考えながら会社を出て一旦家に帰る。
気付いたら家に着いていた。
私は玄関の鍵を開けて家に入る。
背後で鳴るガチャという鍵の閉まる音。
オートロック神。
酔って家の鍵閉め忘れました〜なんて事がなくなるんだもん。
楽だなぁ、と独り言を呟きながら堅苦しいスーツを脱ぎ、カジュアルな黒のワンピースを手に取り腕を通す。
そして髪をゆるーく巻く。
イヤリングを付け、ちょっと高めのブランド物のバッグを持ち、家を出る。
家を出た瞬間にスマホが震えた。
画面を確認すると友人の
『もしもーし、燐どうした』
「A今ひま〜？」
『うん、暇
今から飲みに行こうと思ってた』
「うちも飲みに行きたい！」
『じゃあ今から迎えに行くわ』
「りょ〜」
私の家から燐の家までは徒歩10分。
イヤホンを耳に付け曲を聞きながら燐の家まで向かう。
ピーンポーン………ガチャ
「A〜っ！！」
ドアが開いた瞬間抱きつかれた。
それを即座に受け止めた私は凄いと思う、褒めて(((
『ほら、行くよ？
歩きづらいから離れなさいw』
「はーい」
なんて会話を交わしながら歩き、地下鉄に乗る。
少しの間地下鉄に揺られていると目的地に着いた。
「よっしゃ、A、酒飲むぞ」
『金曜日だから飲もーね』
それから数時間たって、燐は軽く酔っていたので先に帰った。
まぁ、私は一人でも全然飲める人間だからまだ帰らない。
次どこのお店行こっかな…
なーんて事を考えていると、
後ろからトントンと肩を叩かれた。
振り返ってみる。
そこには二人のイケメンがいた。
一人はピンクっぽい髪色の優しそうなお兄さんイケメン、もう一人は青っぽい髪色でピンクの人よりちょっと背が低い人。
なんですか、そう口を開こうとしたら、青髪の人が先に口を開いた。
「ねぇ、なんて名前？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ももねこ。 | 作成日時：2020年1月18日 19時
