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5話-過去、警官志望者- ページ5

2年前、いや、もう少し前かもしれないが組織に潜入していた潜入捜査官がどうやらバレたらしく代わりに警察学校側が首席である私を組織に潜入させると言う話になっていた。
もちろん法律などでは許されるはずがない。
公安と言うことで特例、隠蔽される内容となっていた。

「頼んだぞ、潜入に成功すればお前は公安に入れる。」

いや、恐らく成功すれば警察学校側の格が上がるのだろう。
当然だ、なにせ公安にそのまま出世できる程の生徒を育てたのだから。

「では、早速だが……」

こうして組織に潜入した。
もちろん結果はいい事にはいる事ができた。
だがはじめの頃は公安の回し者だと疑われたのだ。

「やめて下さい、悪い御冗談だ。」

そうジンに笑いながら言うが内心は笑ってはいられなかった。
額に当たる銃が、そうさせなかった。

「フン、まあいい。だが邪魔なやつは殺す。だからな。」

わかっていますよ。と相変わらずの笑顔でかえすと掴まれていた胸倉がいきなり解放され、その場に座り込んでしまった。

「はっ、ゴホッゴホッ…ヴェ……」

「大丈夫ですか!?」

この男は安室さん。いや、公安では降谷さんだったか……

「ええ、でももう少しで死ぬところでしたよ。」

大丈夫じゃないですね、と言うともう少し自分を大切にして下さいよ。と怒られる。

「優しいんですね。バーボンさん。」

そう言うと彼はいえいえ、と言った。
この人とは未だに任務が同じになった事はない。
公安組の我々としてはまとめてくれた方が楽でいいのだが……

「ねぇ、新人さん…ってバーボン?お邪魔したかしら?」

そう背後から声が掛かる。
ベルモットさんだ。

「ベルモットさん!何かご用ですか?」

先ほどのベルモットさんのおせっかいはスルーさせていただき用件を聞く。
狙撃の任務らしい。

余談だがベルモットさんとジンはいわゆるそう言う関係と言うやつだ。
あまり深く突っ込まない方がいいのかもしれないが……

「わかりました、すぐ行きます。では、バーボンさんはここで」

「ええ、十分気をつけて」

そう言う彼の顔は、どこか寂しげだったのを思い出す。

6話-過去、自分の立場-→←4話-降谷零-



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設定タグ:安室透 , 名探偵コナン , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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箱折り(プロフ) - 夜大好き!さん» わかりました!読んでくれてありがとうございます!ナイトメア後にそういう関係にするつもりです!お楽しみに! (2017年8月14日 7時) (レス) id: b867574e97 (このIDを非表示/違反報告)
夜大好き! - すごく面白いです!でも早くそういう関係になってほしい!!更新、楽しみにしてます! (2017年8月14日 1時) (レス) id: e09e774fd8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:箱折り | 作成日時:2017年5月22日 18時

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