24話-楽しいお泊まり- ページ24
「A、お前…前にも警戒くらいしろと言っただろう!そんな簡単に男を泊めるなんて誘っているのか!男はどんな目でみているか分からないんだぞ」
「誘っていません!私は床で寝ます!」
ありったけの言い返し。
でも誘ってるとか言われるのは嫌。なんかそれ目当てに泊まれば?と言ったみたいだから。
「全く、人の気も知らないで…」
そう言う私と他の声が重なる。
同じことを言ったみたいだ。
「なんで降谷さんが同じこと言うんですか」
「なんでも」
そう言われると個人的に気になる。
とりあえず降谷さんがソファで寝ると言う事になった。
流石に女性を床では寝させられないらしい。
「降谷さん、お風呂湧いたんで先入ってください」
「ああ、ありがたくそうさせていただく」
そう言って降谷さんはお風呂に向かう。
私はその間に着替えを用意する。
「着替え置いておきますね」
そう言うと分かったと返事が来る。
これは昔晴が泊まりに来た時の物だけど…晴ももしかしたらそう言う目で見ていたのかな…
「なんで私なんか好きになったんだよ馬鹿野郎…」
そうつぶやきながらソファに寝転がる。でももう私も結婚考える年なんだなぁ…
もしもの話で誰かと結婚することを考える事ができなかった。
いつの間にか眠っていたらしく運んでくれたのか翌日ベッドで目が覚めた。
キッチンからは良い匂いがする。
「おはようございます…」
「おはよう。すまない、勝手に借りたが…」
「良いですよ。それよりありがとうございます朝ごはんまで」
風見さんか誰かに聞いたのか私が好きな和食だ。
「いただきます。」
魚を一口食べる。美味しい。
「ありがとうございます。美味しいです」
「そうか、よかった。うん、意外と美味い」
二人でご飯を食べ終わった後、一応降谷さんが警察まで送ってくれた。
「なんか迷惑ばかりですみません…」
「いや、俺も用があったからな」
部署に入ると何で一緒にいるんだと言う目で見る先輩方。
風見さんは凄く驚いている。
降谷さんが必要な資料を持って帰ると、皆から質問攻めに合う。
「いやいや、なんでAが降谷さんと!?」
「えーと昨日友達が来ててそこに鉢合わせた降谷さん。友達送ったら10時回ってたんで泊まりませんか?馬鹿野郎!…で結局泊まりました。」
泊まった!?と反応される。
そりゃそうか…
「まあそんな事はどうでもいいんだ。」
なら聞くなよと思うが…
しかしそんな事はどうでもよくなるくらい重要なことを聞く。
79人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
箱折り(プロフ) - 夜大好き!さん» わかりました!読んでくれてありがとうございます!ナイトメア後にそういう関係にするつもりです!お楽しみに! (2017年8月14日 7時) (レス) id: b867574e97 (このIDを非表示/違反報告)
夜大好き! - すごく面白いです!でも早くそういう関係になってほしい!!更新、楽しみにしてます! (2017年8月14日 1時) (レス) id: e09e774fd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:箱折り | 作成日時:2017年5月22日 18時