3話-任務完了- ページ3
「へぇ、Aさんと言うのですか……まさしく貴女にぴったりのいい名ですね」
そんな嘘らしい言葉を言われるが全てにおいて愛想よく返した。
そろそろバーボンが男を眠らせる頃かと思い時計を見る。
あと数分か…どうやって時間を稼ぐかだな。
「原州さん(ターゲット)は恋人はいらっしゃるのですか?」
なんて全く興味のない事を聞いてみる。
「…!それは遠回しの告白とみなしても?」
そう、彼が思うのも仕方が無い。なんせ彼は金だけでは無く顔もそこそこいけている。世に言うイケメンと言う奴だ。
きっと今まで人生の中で何回か告白されたり恋人がいたりしたのだろう。
「いや、でも貴女となら友達からでもいいのでお付き合いさせていただきたい。」
私は心の中でなんで今日始めてあった人と付き合わなくてはならないんだと思ったが、恥ずかしそうに照れて見せる。
と、突然彼は座っていたソファの背もたれに首を垂れた。
やっと来たか。
そう思い彼の部屋からいくつかの資料を奪う。
その後迅速に部屋を去った。
「さようならですね。」
「お待たせしました。」
と言い会場だったホテルの前に止めているバーボンの車に乗る
「それにしても先ほどの男はスキンシップが多い様ですね。」
会場にいたとき同様不機嫌なバーボン。
「大丈夫ですよ、資料の為なんですからこんな事やすいくらいです」
「!あなたはもっと自分の事を大切にして下さい!もし相手がもっと強引な方だったら貴女はどうなって…」
そこまで言い終えた辺りではっとするバーボン。
「すみませんいきなり叫んでしまって。忘れて下さい。」
「いえ、こちらこそ今後は男の人には気をつけますよ」
そういいながら少しバーボンとの距離をとる。
心なしにバーボンは公開の表情を浮かべる。
「さあ着きましたよ。今日の事は他言厳禁ですからね!」
そう何回も押されながらバーボンは車を走らせ去って行った。
79人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
箱折り(プロフ) - 夜大好き!さん» わかりました!読んでくれてありがとうございます!ナイトメア後にそういう関係にするつもりです!お楽しみに! (2017年8月14日 7時) (レス) id: b867574e97 (このIDを非表示/違反報告)
夜大好き! - すごく面白いです!でも早くそういう関係になってほしい!!更新、楽しみにしてます! (2017年8月14日 1時) (レス) id: e09e774fd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:箱折り | 作成日時:2017年5月22日 18時