こんな私が刀剣女士ですみませぇーん！【刀剣乱舞】

15話 ページ16

『…もう朝ですか』

布団を出て畳んですぐ着替えた
あ、脇差部屋ですけどね？だって皆さん寝てらっしゃいますから
さすがに起きてらっしゃられたらしませんよ

『にしてもびっくりですねぇ…』

この本丸の
堀川さんはしっかりはしているものの
なかなか起きない
鯰尾さんは…そのまんまですね
骨喰さんは…こんなに寝相が悪いのですか？
にっかりさんたちは思っていた通りですね

挨拶をしに行きましょうか

まずは…厨辺りでしょうか？
あ、歌仙さんと燭台切さんがいました

『お、おはようございますぅ…
お二人ともお早いですねぇ』

｢まぁね、でもそういう君こそ早起きだね。
いいと思うよ。起きて早々申し訳ないが、良ければ手伝ってくれないかな？｣
｢無理しないでね｣

『わ、私でよければ…』

食材を切ったり茹でたりして一通り料理が出来た
そろそろ皆さんを起こしに行かなければ

『あのぅ…皆さんを起こしに部屋に戻って大丈夫でしょうかぁ…？』

｢ああ、いいよ。手伝ってくれてありがとう。助かったよ｣
｢行ってらっしゃい｣

『！はいっ！』

厨から脇差部屋に戻る
まだ起きてないんですね…

『えへっ、可愛い寝顔ですねぇ』

｢へぇ、それは僕のも中に入っているのかな？
…寝顔の事だよ？｣

『はっ！んん、えっとぉ…それはもちろんですよぉ？にっかりさんは、世間的？には大人っぽいですし……脇差とは思えない事をしたりします。でも…いくら私より年上でも…こういう一面は、皆さんかわいいんですよぉ？』

危なかったですぅ…思わず叫びそうになりました
というか
『起きてるなら言ってくださいよぉ…』

｢はは、ごめんね
じゃあ、ちょっと着替えるから外出てもらってもいいかな？｣

あ

『す、すすすすみません…』

すぐ部屋を出た
あ、そういえばにっかりさんって私と同じ身長ですけどなんだか…その、大人っぽさが凄いじゃないですか…というかなんでそんなに細いんですか！？
…って事は放っておきます

『あ、あのぅ…入っていいですかぁ？』
｢ああ、もういいよ｣

16話→←14話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す