3話 ページ4
Aside
『あのぉ…、もう一振の方は来ないんですか…?』
「あぁ、篭手切くんかな?」
『あ、その…篭手切さんは…今何をされてらっしゃいますか?いやっ、その…出来れば挨拶をしたいので…。すっ、すみません!迷惑ですよね…!』
「篭手切なら江の部屋にいるんじゃないかな?」
『ホントですか!?でも…邪魔するわけにはいきませんし…』
「別に行っていいんじゃない?むしろ遊んできなよ!」
『え!?…堀川さんがそう言うなら…』
これ間違えたら殺されるヤツですよね!?
死にたくないですよぉ!!
『では…!い、行ってまいりますぅ!』
障子を開け
江の部屋へ行く、ところが
『部屋わかんないよぉ…』
えっと…こういう時は…!
『すみませーん…誰かいらっしゃいますかぁ…?
すみませーーん』
「あれ?どうしたのかな?」
『はわわっ!!…えっと…あの、燭台切さん、ですよね?あの…!江の部屋に…行きたいんですけどぉ…。教えてくれませんか!?あっ、私…髪切Aといいますぅ!き、今日からこの本丸に来ました!よろしくお願いしますぅ!』
「オーケー!Aちゃんよろしくね!じゃあ、ついてきてね!」
『はいっ!』
しばらく歩いていた
「ここ段差あるから気をつけて…」
忠告を受けてすぐつまづいた
『うゆっ!?』
「おっと、あぶないっ…!?ごめんね!!ごめん!ほんとごめんなさい!!」
『いっ、いえいえ…全然!!き、きききにしてませんので!!むしろ私みたいなダメ刀に触って燭台切さんの手を汚させてしまってごめんなさいぃ!!』
何があったかと言うと、つまづいた途端、燭台切さんが支えてくれたのだが、手の場所が胸部であるからだ
咄嗟にいけめん!と思ったのだが状況が状況であるからして、頭が真っ白になった
「そ、それはないんじゃないかな?ま、まぁ…江の部屋に着いたよ、行っておいで」
『はいっ!ありがとうございますぅ!えへっ』
「じゃあ僕は厨に戻るから、バイバイ」
『ば、ばいばい!です!』
「カッコ悪いなぁ…僕」
なんてそんな事言ってるなんて私は気付かない
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雪 - 更新楽しみにしてます(●´▽`●)髪切ちゃん可愛い (2021年10月6日 0時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつき | 作成日時:2021年7月31日 12時