第百八十四夜 ページ42
それからわずか10分後、Aは敵陣の本部に堂々と立っていた
食事中だったようで、司令官がフォークを持ったままAの方を見てあんぐり口を開けていた
「どうも、お食事中失礼します」
Aが流暢なアラビア語で言うと司令官の男が
「き、貴様何者だ!?」
と立ち上がり無線を手にとった
が
「無駄ですよ。無線妨害してますから」
Aはそうクスッと笑って告げた
司令官の男は叫ぼうとしたが
「あぁ、叫ぶのも無駄です。気付きませんか?この辺りが妙に静かなこと」
とAに言われ耳を澄ませる
そしてハッと目を見開く
「そう…死者の都のように静かでしょう?」
穏やかな笑いを見せたAに司令官の男は青ざめたが直ぐに躍りかかる
こんな小娘程度自分でも倒せるという浅はかな判断だろう
だが
「ほんっと小娘だからってなめないで頂けますか?…寝ててもてめぇ見たいな奴に負けるわけねぇっての」
と若干キレ気味のAに背負い投げされた
Aは敵に小娘だからとなめられるのが大嫌いなのだ
Aが倒れた男の背を踏みながら言う
「自己紹介が遅れた。私は夜鳥A。ポートマフィアの幹部だ。我々ポートマフィアは貴様らに無条件降伏を要求する」
だが男はAの下で
「無条件降伏だと?それは此方の台詞だ」
と嘲笑のような笑い声を漏らした
Aが呆れかえって笑う
「踏まれてる奴が言える台詞か。私はその気になればいつでもお前を殺せる」
だが男は怯える気配を見せず
「ふふ、はは!俺が殺されたところで我が組織は止まらない!何しろ彼の方…神に最も近いお方が我らのリーダーだからな!!」
と叫んだ
((こいつが司令官というのは名ばかりか…。敵側の首領を探さなければならないな))
Aは時空斬で作り出したナイフを男の喉元に突きつけ尋ねる
「んじゃあお前に用はねぇ。リーダーは何処だ」
男は黙ったままだ
「気は進まねぇが拷____」
拷問するしかないとAが言おうとした時、凄まじい破壊音が響き渡って来た
ここまで聞こえる規模なら相当のものだろう
おそらくリーダー格のお出ましというわけだ
Aはニヤリと笑い
「拷問の手間が省けた。じゃあな」
と言って司令官にとどめを刺した
そしてテントから出ようとしたが、素早く出入り口から飛び退いた
その瞬間見慣れた姿が走り込んできた
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信乃☆(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!アニメの方も二期に入りましたね!それとウイ様の応援を糧に頑張っていきます! (2016年10月6日 22時) (レス) id: 6e49df737f (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - 良いです!良いです!とっても面白いです! 更新宜しくお願いします! 頑張って下さいね! 応援してます! (2016年10月6日 21時) (レス) id: 22b43887b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:信乃☆ | 作成日時:2016年10月2日 19時