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第百八十二夜 ページ40

無事着陸した2人は本部テントに走った



「首領の命令で救援に。戦況は」



中に入ったAが尋ねると、司令官が



「恥ずかしながら、敵味方が入り乱れすぎて如何なっているのかわからんのだ」



と歯を食いしばった



でもそんなことはAの想定内だったのでAは頷いた



「私が敵本部に乗り込んできます。何かあれば無線で報せます」



司令官は渋ったが



「君、いくら救援だと言っても向こうの本部は戦闘の真っ只中…」



Aは手で制し



「餓鬼だからってなめないでください。戦いは得意です」



と微笑んだ



そしてそのまま出て行こうとしたがふと振り返りニヤリと笑った



「実は言うと私幹部なんですよ。夜鳥A。聞き憶えはありませんか?」



その言葉に司令官は目を見開いた



「五大幹部の中でも最強と呼ばれるあの…」



Aは最強かはわかりませんが、と苦笑して銃の安全ロックを外した



「それでは行ってまいります」



司令官は驚きのあまり口を開けたまま、出て行くAと黒羽を見送った



「黒羽、私は大丈夫だから敵本部ではなくこっちの本部の周りで敵を減らして」



今の所そんなに敵兵はいないが、この先どうなるかわからない



黒羽は心配そうな表情をしたが、黙って頷きAと別れた



Aが再び敵本部に向かって走り出すとだんだん敵兵の数が増えて行った



Aは織田作に教えられたテクニックを駆使し、二挺の銃で次々と敵兵を殺していった



彼女の走る後には血しぶきと倒れる敵、そして呆然としている味方が残った



だがAが



「何してる!気を抜くな!」



と喝を入れると気を引き締めて戦闘に戻る



銃弾はすぐに切れたのでAは異能を発動し今まで以上のスピードで敵兵を斬り倒していく



「なぁ、中原幹部の居場所知ってるか」



その道中Aは1人のマフィア構成員に尋ねた



「は、はい!本部付近です!」



Aは指さされた方向を見て頷き、再び走り出した



彼女が敵兵を倒しながらしばらく走ると激しい破壊音が聞こえ、宙に浮く戦車などが見え始めた



((中原さんだ))



Aの頬は自然と緩んだ



((会うの久しぶりだな…幹部になったって聞いたら驚くかな))



Aは中原の驚いた顔を想像してクスリと笑ったが



((おっと…中原さんがいるってことはここが本部付近…気引き締めないと。先ずは中原さんに合流しよう))



そう再び走り始めた

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 信乃☆   
作品ジャンル:アニメ
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信乃☆(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!アニメの方も二期に入りましたね!それとウイ様の応援を糧に頑張っていきます! (2016年10月6日 22時) (レス) id: 6e49df737f (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - 良いです!良いです!とっても面白いです! 更新宜しくお願いします! 頑張って下さいね! 応援してます! (2016年10月6日 21時) (レス) id: 22b43887b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:信乃☆ | 作成日時:2016年10月2日 19時

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